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女子高校生と「野火」その2

「あっ、すみません」

と書いたところで階下から声がかかった。

昨夜遅くまで飲み食い、話し込んでいた娘たちとその連れ合い、その赤ちゃんがようやく起きだし、遅い朝食の用意ができたのです。慣れないブログを書きかけたまま朝食が終わったら書き足そうと思って一時保存してPCを終えたつもり。ところがブログをひらいて見たらUPされていました!?

で、そのつづき・・・。

大岡昇平さんは『野火』のほかにも『俘虜記』『レイテ戦記』など戦争経験者ならではの戦争文学を書き残しています。日本を代表する文学者の一人だと思います。

この女子学生さんは、どなたかにこの本のことを教えられて、さっそく買いに来たのでしょう。ところが、この書店には『野火』の在庫がなかったようです。店員さんの声が切れ切れに聞こえてきました。

「お待たせしました。『野火』は新潮文庫から出ているんですが、いまは在庫がありません。ご注文になりますか・・・」

女子学生の返事は聞こえませんでしたが、帰りがけに私のところまで来て挨拶してくれました。

「先ほどはすみません。ありがとうございました!」

突然の声にびっくりした私は、「あっ、どうも」と答えるばかり。

終戦記念日の翌日に書店員さんと間違えられはしたものの、女子学生がこれからどのように活字と関わり、読書遍歴を重ねていくのか、陰ながら応援したい気持になりました。地域出版に関わるものとして若い世代に活字文化をしっかりと伝えて行きたいものですね。

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