« 新宿ジュンク堂で首都圏出版人懇談会トークセッション | トップページ | 市民トラスト学習会、自費出版相談、神奈川新聞社でセミナー打ち合わせ »

「協働型社会・神奈川の実現に向けて」フォーラム小田原開催

11月17日〈月〉午後、神奈川県と小田原市の共催によるフォーラムが、「小田原市生涯学習センター」で開催されました。私はこのフォーラム第1部の司会・進行をつとめました。

小田原駅から会場まで歩いて約10分、小田原市役所近くの「けやき通り」は紅葉していました。

Dscn8435

会場の「生涯学習センター」は白い建物です。

Dscn8436

3人の事例報告者と私、小田原市地域政策課の女性職員で事前の打ち合わせをしました。各自の持ち時間は15分、パワーポイントを使い、それぞれのグループの協働の活動を報告します。

打ち合わせでは、できるだけ具体的に協働のきっかけ、協働による効果、協働に際して何が大切か、協働の活動を継続するコツを話してほしいとお願いしました。

1つ目の「障害者相談の支援事業」の事例を報告したのは、小田原市障害者サポートセンター所長の毛利佳子さん。障害者が自立して日常生活や社会生活を送れるようにするための相談業務を行っています。

また、いつ起きてもおかしくない地震などの災害時における障害者への対策や訓練にも参加し、現場で起きる課題を解決するために「防災手帳作り」の具体的な提案をしています。

この協働により、障害者の目線に立った相談窓口サービスなどが、効率的に行われるようになったといいます〈ここでは当日のレジュメどおり「障害者」と書きましたが、私自身は普段は「障がい者」と表記しています〉。

2つ目の商工会議所の青年部出身のNPO法人まちづくりネットワークの中戸川洋さんは、小田原城の銅門における観光によるまちづくりの事例を発表しました。

商売人である仲間たちが、それぞれの得意技を発揮して北条手づくり甲冑隊や小田原エッサホイおどりを実施するなど、市民の自発的な企画を行政が援助することから始まった協働の広がりと意義を話しました。行政のサービスでもない、民間の営利事業でもない、コミュニティービジネス目指しているというのです。

3つ目の市の鳥「コアジサシ」の郷づくりの事例を発表したのは、日本野鳥の会神奈川支部コアジサシプロジェクトチームの賴ウメ子さん。

酒匂川の中洲に人工営巣地をつくり、コアジサシの営巣を誘導する取り組みを始めました。民間の人の力、行政の資金提供、流域企業の保護活動への参加など、市民・企業・行政の3者による協働の実例です。活動の原点は「いまこの鳥がここにいることが大切!」という1点です。

コアジサシが生息する、生物の多様性が保たれた環境は、人間にとっても住みよい、暮らしやすい社会・自然環境なのです。

賴さんとは、夢工房発行の『神奈川猛禽類レポート』でご縁がありました。原稿の一部を執筆されたことを、この日知りました。この本の編集に関わった県立丹沢湖ビジターセンター館長の山口喜盛さんは、丹沢の野鳥や野生動物の研究を長年続けていられる方で、こんな機会にも共通の知人に出会うことがあるんですね。

発表者への2~3の質問を受けて、「協働の種は、身近な暮らしの中にあるということ、協働の当事者同士の信頼関係が何より大切で、そのためのコミュニケーションが不可欠であること、これからのまちづくりは行政の専売特許ではなくなり、市民・企業を含めた協働により、安全・安心な、暮らしやすいまちづくりは可能で、一人ひとりの市民、県民の力が大切」と第1部を終えました。

第2部は、現在、神奈川県が準備を進めている「県民パートナーシップ条例」〈仮称〉の骨子案の説明を湯川NPO協働推進課長が行い、質疑に入りました。

Dscn8438

Dscn8440

参加者からの質問、疑問に対する県の説明の後、「パートナーシップ条例検討部会」の審議の様子を話してほしいとマイクが私に回りました。

条例化には、「現場の声を反映してほしい」「分かりやすい表現で」という要望が質問者から寄せられました。検討委員会ではまさにそのことを実現するために、NPOのメンバー、企業関係者、県職員からなる部会で侃侃諤諤の議論をしてきましたし、現在もしています。

県民の意見は聞き置くというこれまでのような条例案の審議ではなく、さまざまな課題が現場で生起する県民の立場で提案し、議論してきました。真に全国に先駆けた「協働型社会・神奈川の実現に向けて」有効なパートナーシーップの確立を目指す条例づくりの工夫をしています。

県民のみなさんへ今この条例が必要だというメッセージを届ける必要があること、そのためには、県の法制担当の硬い頭を少し軟らかくしてもらう必要もありますと、話を締めくくりました。

県下7会場で10月から開催された「協働型社会・神奈川の実現に向けて」の県民フォーラム。最後のまとめのフォーラムは、11月28日18時から横浜駅西口の県民センターで開催されます。私も参加する予定です。

|

« 新宿ジュンク堂で首都圏出版人懇談会トークセッション | トップページ | 市民トラスト学習会、自費出版相談、神奈川新聞社でセミナー打ち合わせ »

市民・NPO活動」カテゴリの記事

夢日記・コラム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「協働型社会・神奈川の実現に向けて」フォーラム小田原開催:

« 新宿ジュンク堂で首都圏出版人懇談会トークセッション | トップページ | 市民トラスト学習会、自費出版相談、神奈川新聞社でセミナー打ち合わせ »