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自由民権運動のメッカ「雨岳文庫資料館」オープン!

11月1日〈土〉は、大山山ろく上粕屋の山口匡一邸で「雨岳文庫資料館」のオープンと、記念講演会が開かれました。

山口匡一邸は、江戸時代の天保5年以降に建てられ、その後、幕末動乱期に現在地に曳き屋・増築されたた古民家です。1998年には国の有形登録文化財の指定を受けました。

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母屋の左後方には雨岳文庫の名前の由来ともなっている大山の頂きが見えています。この日オープンした「雨岳文庫資料館」は、この母屋と対面した庭を隔てた東側にあります。

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オープン記念の展示は「自由は大山の麓より―湘南社の活動―」です。展示目録には次のような紹介があります。

「資料館開設の地は、相州最初にして最大の自由民権結社である湘南社の初代社長・山口左七郎の居宅であり、湘南講学会上粕屋講学所などにも使われた活動の中心地です。・・・今回の展示は、①湘南社社長・山口左七郎の紹介、②県内最大の民権結社「湘南社」の活動、③湘南社の支援者・講師・社員たちの横顔」とあります。

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この展示は来年4月末までの土・日曜日限定で開催されます。

澎湃として湧き起こった日本の近代化の荒波の中、国会開設請願運動に始まり、民権結社の結成・展開・終焉に至る神奈川の自由民権運動の中心地の一つであったのが相州の地です。

山口家の所収資料をはじめとした、県下の自由民権運動の研究を昭和30年代より始められた大畑哲さん。民権研究の第一人者である大畑さんが、「雨岳文庫資料館」の館長に就任されました。

大畑さんは、夢工房から2008年2月と5月には神奈川の自由民権運動の全体像を描いた『神奈川自由民権探索』『続神奈川自由民権探索』の2冊を発行されました。〈夢工房 http://www.yumekoubou-t.com/

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資料館オープン記念の講演は、館長であり、この本の著者でもある大畑哲さんが「山口左七郎と湘南社」のテーマで行いました。会場には116人もの参加者があり大盛況でした。

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まず、NPO法人雨岳文庫を活用する会理事長・山口家当主の山口匡一さんの挨拶です。来賓の安西邦夫・早稲田大学教授、長塚幾子・伊勢原市長などの挨拶の後、大畑さんの講演が始まりました。

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予定の40分では時間が足りません。ビデオの上映も含め1時間ほどに及びました。近代日本の自由民権運動に奔走した地域の人びと。当時の教育や福祉の世界での取り組みは、現代のまちづくりにも通じるものがありました。

ふるさとの歴史や文化などの宝物を活用したいものです。オープンした資料館がその一つの拠点になるはずです。

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母屋の漆黒の大黒柱は1辺40センチ以上もあります。土間にはさまざまな農具が展示されています。資料館と一緒に、この母屋の空間に身を置くだけでも、ゆるやかな地域の歴史の流れを実感できるかも知れませんね。

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