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「ボージラール」で夢工房の本を

11月12日の午後、隣りの平塚市松風町に出かけました。「ボージラール」は手づくりネクタイ、ストール類、陶器、服飾雑貨などのこだわりのお店ですが、オーナーの和田淑子さんの軟らかい発想で、夢工房の書籍も扱ってもらっています。

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和田さんとの出会いは、海老名芸術プロジェクトの甘利和美さんからのご紹介です。本年6月に海老名市文化会館音楽ホールで、8月に横浜みなとみらい小ホールで上演された、歌と朗読でつづる小さな命のものがたり「満州の星くずと散った子供たち」の原作や、絵本をお店に置かせていただいたのがそもそもの始まり。6月の初旬のことです。

この日は『満州の星くずと散った子供たちの遺書』(夢工房刊、増田昭一著  http://www.yumekoubou-t.com/)ほか4点の本の精算に伺いました。和田さんは、常連客のみなさんにさりげなく本を紹介してくれたのでしょう、予想以上の売れ行きでした。残部を返品していただき、夢工房の別の書籍を引き続き置かせてもらうことになりました。入口右手のコーナーが展示場所です。

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『ガイドブックに載らない北鎌倉の神々』(北鎌倉湧水ネットワーク)、『おばあちゃんの昔語り―大和の自然と人との出会い』(大笹悦子)、『丹沢を駆け抜けた戦争』(生命の環・むすびの衆)の3冊です。

コーヒーをご馳走になりながらのお話で、「夢工房の著者・武勝美さんに教わったことがあります」と和田さん。厚木七沢温泉の元湯「玉川館」のお生まれだということが分かりました。そして、丹沢の自然に話が及び、共通の知人である中村道也さんが話題に上りました。

中村道也さんは、丹沢札掛で民営国民宿舎「丹沢ホーム」を経営するかたわら、NPO法人丹沢自然保護協会理事長として丹沢の自然保護運動のトップランナーとして活躍している方です。私はこのNPOの理事の末席にいます。ところが、中村さんと和田さんは、家族同様の生活をしたことがあるというのです。

道也さんの父・牧師である中村好男さんは、戦後間もなく、300人もの孤児を引き受け、丹沢札掛で共同生活を始めました。壮絶なボランティアの実践と、その不屈の精神に感動した玉川館のご主人(和田さんのお父さん)は、惜しみない援助の手を好男さんに差しのべました。

好男さんが山から下りて町に出かける用があるときは、玉川館が宿になりました。家族ぐるみの付き合いが始まり、道也さんたち中村家の子供たちは、玉川館の子供たちときょうだい同様の生活を一時期、共にしたというのです。

和田さんは今でも思わず「道也ちゃん」と口をつくことがあるそうです。戦後の一時期、食べることさえままならなかった時代を共通体験した和田さんと中村さん。物事を見る目や、考え方の底に自然や人間に対する優しさや謙虚さがあるように感じました。

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閑静な住宅街の一角にある「ボージラール」。和田さんは、スタッフと2人でゆったりとした時間と空間のこの場所で、こだわりの品々をお客様に提供しています。スローライフを楽しみながら、「自らの足元で出来ることをまず1歩」という和田さんの言葉に私自身が力づけられる思いでした。

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