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朝日新聞「にほんの里100選」発表

1月6日〈火〉の「朝日新聞」朝刊に「にほんの里100選」が紹介されました。これは、朝日新聞創刊130周年記念事業の一環で、森林文化協会創立30周年の記念事業も兼ねています。

全国からの自薦他薦の応募総数は4000以上、重複を省くと2000か所以上にもなったといいます。選定委員長の山田洋次映画監督は、「この100選以外にもこの国にはまだまだ素敵な里が沢山あるのだ、ということを読者の皆さんに是非お伝えしたい」と書いています。

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あえて「にほんの里」と銘打った意味を「選考方法」の部分で次のように記しています。

「対象とした里は、集落とその周辺の田畑や草地、海辺や水辺、里山などの自然からなる地域。広さにかかわらず、人の営みがつくった景観が一まとまりになった地域を一つの里ととらえた」つまり、野や山里、海里の自然が、人びととのさまざまな関わりの中で一まとまりの景観をなしているということが条件のようです。

「100の里」は、わずか数軒の集落から、7000軒の集落まで、その規模の大小にかかわらず選定されたといいます。そこには、さまざまな困難を乗り越えるエネルギーと人びとの笑顔が溢れていることでしょう。

神奈川県からも、山間地に茶畑と土蔵のたたずむ藤野町佐野川と、葉山牛の牧舎で作る堆肥や炭など循環の輪が残る棚田の米づくりの葉山町上山口の2か所が選ばれました。

NPO法人自然塾丹沢ドン会にも「にほんの里100選」の応募用紙が送られてきました。立候補するかどうか、理事長の工藤さんとも相談しましたが、結局、見送りました。応募総数4000あまりの他にも独自の里づくりに取り組んでいる地域・グループは多数あることでしょう。

それにしても、食糧自給率がわずか40パーセントにも満たない日本において、生産の場であり、安らぎの場である伝統的景観を現代に伝えている「にほんの里」が、全国にあまた点在していることの意味は大きく、スローフードで日本の食文化を支え、スローライフの社会をつくり上げる基盤になる可能性を秘めています。

私たちが秦野市名古木で復元した棚田で昨年、水生生物と稲作の調査・研究を実施した東京農業大学の中村好男教授から連絡が新年早々に入りました。

学生たちが研究発表用に作成した棚田のジオラマ2点を秦野市に寄付することは昨年暮れに決まりましたが、その贈呈式を2月18日に行うことになりました。展示・活用される秦野市立東小学校の子どもたちにもきっと喜んでもらえると思います。

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ジオラマで里地・里山の仕組みと機能を学び、実際に棚田に足を運び、米づくりや生き物たちの観察を体験する。子どもたちは、丹沢山ろくの里地・里山の伝統的景観をきっと次の世代に引き継いでくれることでしょう。

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