秦野の鹿鳴館・旧梅原家洋館の再建に向けて市民トラスト始動!
1月8日〈木〉夕方、「秦野の鹿鳴館・旧梅原家洋館再建の会」の2009年最初の集まりがありました。秦野市役所市民自治振興課の課長他3名と意見交換会です。洋館再建の寄付金の扱い、市民と行政の協働の意味、神奈川県のパートナーシップ条例の検討状況について、情報・意見交換を行いました。
その後、「秦野の鹿鳴館・旧梅原家洋館再建の会」会長を快諾していただいた紫藤邦子さん宅のアトリエに場所を移し、再建の会の事務局メンバー8名で意見交換会を開きました。
昨年は、事務局担当の「市民が創る秦野のまち」のメンバーが、再建の会の下準備をすすめ、呼びかけ人の会を3回開催してきました。
会長に鶴巻温泉の旅館「陣屋」の元女将で秦野市観光協会理事の紫藤邦子さん、副会長に秦野市農業協同組合長の松下雅雄さん、秦野商工会議所会頭の岸司朗さん、秦野市観光協会長の山室幸三さんの3名の方の就任を快諾いただきました。
昨年暮れには、紫藤邦子さんと一緒に私は、地元のタウン誌「タウンニュース社」の曽我支社長に洋館再建運動への協力を要請しました。11年前の洋館保存運動の際にも健筆を振るっていただいた曽我さんは、「やりましょう」と一言。2009年1月から月2回、1年間、「タウンニュース」秦野版に紙面を割いていただくことになりました。
明治期の秦野の地域経済と梅原家のかかわり、貴族院議員となった梅原修平の政治活動や接待用に建てられた洋館の建築・文化財としての意味、たばこ産業や自由民権運動などと梅原家のかかわり、梅原家の洋館と市民とのさまざまなエピソードなどを、素人記者が何人かで手分けをして原稿を書き、紹介する予定です。
市民トラストによって洋館の再建を目指すための心強い「情報発信」の媒体の一つを得ることができました。連載は間もなくスタートします。
新しい年を迎え、いよいよ市民トラストによる洋館再建運動を本格的に展開することになります。そのための意見交換会を紫藤さん宅で開きました。
紫藤さんは、若くして先立たれたお連れ合いの後を引継ぎ、「陣屋」を老舗旅館としてと不動のものにされ、先年、旅館経営を次の代にバトンタッチされました。
紫藤さんは、アニメ映画「トトロの森」やNHK紅白歌合戦にも登場した「崖の上のポニョ」で著名な映画監督・宮崎駿さんといとこ同士の方です。自身も絵を描き、木の彫刻をやり、陶芸を趣味にする多芸の人です。また、3人のお子さんを育て上げられた肝っ玉母さんでもあります。ご自身が彫られた母子像は、まるで観音様のようにも見えます。
その日は、紫藤さん手づくりの料理がテーブルに所狭しと用意されていました。1人千円の会費と飲み物を持ち込みました。薪ストーブが燃える柔らかな暖かいアトリエで、洋館再建に向けた活動や、さまざまな思い、文化・芸術・まちづくりなど、この日の話題は参加者の個性に溢れ、まさに梁山泊と化しました。
設立総会は2月21日午後に、小田急線秦野駅前「なでしこ会館」4Fで開催します。
閉塞感に満ち満ちたいま、「秦野の鹿鳴館の再建」により、近代における秦野の歩みを再発見して、市民の誇りとしたいものです。未来の子どもたちに、ふるさと秦野の歴史資産と元気の源を伝えるための大切な年になりそうです。
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