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秦野市本町地区の町並み見て歩き

3月14日〈土〉午前、秦野市本町地区の見て歩きを、本町公民館と「市民が創る秦野のまち」の共催で開催しました。テーマは「四ツ角周辺の蔵と古民家を訪ねて」。

あいにくの雨模様のため、当日用意した資料で、座学に切り替えるか迷いましたが、20人近い参加者は、せっかくの機会だから現場を歩きたいとの思いが強く、コースをショートカットして実施することになりました。

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まず、公民館の1室で館長、生涯学習課の担当者のあいさつがあり、この日の資料の説明は、「市民が創る秦野のまち」の小川さん、コースの説明は酒井さんが当たりました。

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資料の作成は、元原稿を小川さんが中心になって作成し、印刷・製本を公民館が分担しました。行政と市民グループの得意技を生かしながら、今回の見て歩きは企画・実施されました。

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素敵な手作り資料が配られました。この「見て歩き」の趣旨を、主催者の本町公民館は、次のように表現しました。

「本町地区の町並みを見て歩き、先人たちが築き上げてきた秦野のまちに残る近代の建物を通じて、地域の歴史と産業の歩み、文化や時代の流れを聞き、知ることで秦野のまちを好きになり、知識を深めるために・・・」

一方、私たち「市民が創る秦野のまち」は、次のようなコメントを記しました。

「この会は、12年前に秦野の近代建物を探訪する会として発足しました。当時の旧梅原邸洋館の保存運動の反省から、私たちのまちに埋もれている近代の建物や文化遺産を掘り起こし、市民の皆さんと一緒に探訪する催しを続けています。今回、本町公民館と協働で 『本町地区の町並みを歩く』を企画しました」

さっそく雨の中を傘をさして街に繰り出しました。

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最初は宇山商事のガソリンスタンドの奥庭にある「十日市場」の市神の碑です。

昭和初期に建てられた2階建ての和風店舗の中に入らせていただきました。宇山さんご夫婦が建物の歴史や、特徴について説明していただきました。また、建て前の写真なども見せてもらいました。参加者は興味深々・・・。

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建物は、ケヤキの太い梁や磨き漆喰の壁が印象的で、現在も店舗として大切に使いつづけている姿に愛情と心意気が感じられました。

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次は、本町四ツ角近くの普川邸の洋館です。普川家は明治期以降、秦野銀行の頭取を務めるなど、金融や秦野物産などの商業を手がけました。

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この洋館は、大正末のモダニズム建築の特徴を表わしています。

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2階の和室で普川さんのお話をお聞きしました。「建物にかかる固定資産税はわずか。土地の部分が馬鹿にならない。年金でやり繰りしています」と、歴史的な建物の維持管理のご苦労を率直に話されました。

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これは、秦野物産のきざみタバコの商標です。どこかで見たことがあるような絵柄ですが、普川さんは「この意匠は、たばこ博物館を通じて、麒麟麦酒に譲渡されたと聞いています」と話されました。

この後も、もう1か所、聖ルカ教会の建物を見学しましたが、私は小田原に行く用があり、その前を通るだけで、見て歩きを途中で抜けてしまいました。この建物も大正末から昭和初期にかけの洋風建築です。

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地域を歩いてみると、さまざまな宝物が眠っているのに出会います。地域の宝物を再発見することも見て歩きの楽しみの一つです。そこにあるものを掘り起こして、まちづくりに活用する。「市民が創る秦野のまち」の活動目標の一つです。

今回が公民館との協働の第1回の見て歩き。新しい年度に入ったらシリーズ化したいとの公民館の意向もあり、私たちの会も協力します。次はどんなテーマが出てくるか、それを企画するのも楽しみです。

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