ラジオ・文化放送「のんちゃんの靴下」放送
3月31日夜、ラジオの「文化放送」で1時間の番組が放映されました。「のんちゃんの靴下―誰の記憶にも残れなかった子供たち」という報道スペシャル番組です。増田昭一さんの絵本「来なかったサンタクロース」〈夢工房、2006年12月24日発行〉を元に、語りと音楽、取材で構成されていました。
この絵本の原作は、同じく増田昭一さんの文と絵による「約束―満州の孤児たちの生命の輝き」〈夢工房、2001年8月25日発行〉です。
担当したのは、文化放送報道部記者の石森則和さんです。何回か原作使用の許可や、放送日について連絡がありました。石森さんは昭和41年、静岡県浜名郡可美町の生まれ。ブログ「文化放送報道部日記」に次のように石森さんは書き込みました。
「途切れさせてはいけない記憶があります。/最近、「戦争」という言葉が僕が子供のころよりも軽々しく使われているような気がします。/戦争の語り部が少なくなった現代、この機会に、是非、お聞きください。」
普段はあまりラジオを聴くことはないのですが、この日は放送時間の前から文化放送にチューニングしました。ところが、電波の状態が悪いのか、ラジオそのものが不具合なのか分かりませんが、すっきりと音が出てきません。海の向こうからの放送と思われる音が混線しています。
増田さん、厚生労働省の担当者、研究者への取材を通じて、旧満州〈現中国東北地区〉の難民収容所での実態を知る手立てはほとんどないことが分かります。
そのような状況の中で増田さんが、生きて帰ることができなかった孤児たちの無念と生命の輝きを、子どもたちの目線で伝えてくれているのです。
中国残留孤児の人たちは、たびたびマスコミにも取り上げられ、その存在は広く知られています。しかし、残留孤児にもなれず、難民収容所で死んでいったおびただしい数の子供たちは、どのような想いで死に臨み、生命の輝きを放ったのでしょうか。
「2度と戦争はやってはいけない!」
増田昭一さんのメッセージです。
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コメント
この度はお世話になりました。
文化放送の石森です。
イラスト使用の許諾など含め
快く応じていただけたことに感謝しております。
この番組は
1年以上かけて制作した
難民収容所についてのドキュメンタリーです。
客観的な取材ももちろんですが
増田さんご本人が
あの孤児たちの記憶を伝えたいと
退職後、必死に絵本を描いたことは
とても大切な要素でした。
実際、途中から関わった番組スタッフも
自分の子供に読ませるのだと
わざわざ夢工房さんの絵本を取り寄せ、
購入しておりました。
作家の技術なども
もちろん大切ですが
丁寧で心のこもった夢工房さんの本作りは
多くの人の心に
「忘れられない想い」を
静かに置いていくのだと思います。
媒体は違いますが
夢工房さんのように誠実にメッセージを伝えていく姿勢、
私も忘れないようにしようと思います。
これを機会に
今後とも宜しくお願いいたします。
投稿: 石森則和 | 2009年4月 5日 (日) 19時56分