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政権交代で「何も変わらない?」はずはありません!

日本の政治が、民主党と社民党・国民新党の3党連立政権に変わって10日間がたちました。その間、私たちの暮らしは、これまでと余り変わらないように淡々と続いています。

しかし、意識の上では、大きな変化があったように感じます。何よりも一人一人の投票という実際の行動によって、政権交代を果たしたという実感があります。自分たちの暮らしを、とりあえず、よりましな政権に委ねて立て直そうとしたのです。

マスコミは、「最初の100日が勝負」だと書き立てます。選挙の洗礼を受け、内閣支持率の高い間に、マニュフェストでうたった政策を実施に移し、「政権が変わって、こうも違った」というところを具体的にアピールするする必要がある、というのでしょう。

たとえば、公共事業の見直しについて。国土交通省の前原誠司・新大臣は就任早々、八ツ場ダムの建設中止を明言しました。シルバーウイークの最終日に現地に入り、地元自治体や住民との対話を試みました。

この夏、帰省の途中、私もこの現場付近を通りました。テレビでたびたび映像として流されている天を衝くような工事中の橋脚です。

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その後も、前原大臣は熊本県の川辺川ダムの予定地を視察しています。9月27日付の朝日新聞1面トップには「ダム中止補償に新法」とゴシック体の活字が躍っています。

これまでの長期政権の時代には考えられもしなかった新しい手法とメッセージが政権交代11目にして早くも私たちに強く印象付けられ始めています。

もちろん、言葉やメッセージだけで終わってしまっては政権交代の意味はありません。4年をまたずして次なる政権交代へと取って代わられるのが落ちです。プロの官僚、行政マン・ウーマンの底力を引き出しつつ、新しい政策を実施し、ほんとうの意味で私たちの暮らしの底上げを実現して欲しいものです。

そのために、私たちは新政権が選挙の際にうたった「マニュフェスト」の内容を改めて吟味する必要があるのではないでしょうか。「マニュフェスト」の内容が真の意味でよい方向に変化するのであれば、政治的解決策としてはプラスだと思います。現実政治の中で、「マニュフェスト」の進化は不可欠です。

字面の変化をあげつらってばかりでは、3党連立という政権交代のチェック機能の効果も半減します。これまで政府から出ることもなかったさまざまな情報が政権交代によって日の目を見ることになります。それらの情報の意味と価値をどのように私たちに伝えてくれるのか、新聞・テレビなどマスコミの果たす役割はこれまで以上に重要です。

それにしても、八ツ場ダムの本体事業の中止に際しては、関連自治体がこれまで負担してきた拠出金の行えが問題になっています。当然、各自治体に返還されるべきものだと思います。しかし、返還後にそれぞれの自治体が、その返還された税金をどのように使うかが問題です。

各自治体の政策立案能力が試されます。真の意味での地方の自立、地方分権につなげて欲しいものです。

「チェンジ」を「チャレンジ」するのは、政党・官僚・地方の政治にかかわる人たちはもちろん、何よりも私たちの意識と行動がそれを支えるのではないでしょうか。

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» 前原国交相 「川辺川ダム中止を謝罪」 [王様の耳はロバの耳]
川辺川ダム中止を謝罪=住民との意見交換で−前原国交相(時事通信) - goo ニュース 国交相就任直後に「八ツ場ダム」と「川辺川ダム」の中止を表明を表明した前原国交相ですが26日「川辺川ダム」の工事現場を視察しその後「五木村村長と住民」の意見交換会に出席したそうです。 {/hiyoko_cloud/} TVニュースで情報を知る位ですが「八ツ場ダム視察」直後の「賛成派住民の困惑とか怒り」「地元県や町村長の激怒振り」が流された事に較べるといささか風圧の違いが感じられます。 {/hiyo_shock2/... [続きを読む]

受信: 2009年9月27日 (日) 12時25分

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