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「里地里山全国フォーラム」その2

11月21日、「里地里山全国フォーラム in はだの」のつづきです。

夕闇迫る中、「全国フォーラム」第1部会場の秦野市文化会館から第2部の会場「表丹沢野外活動センター」に移動しました。

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第2部は、7つの団体の事例報告と交流会です。私はその進行役をおおせつかりました。

①水辺と生き物を守る農家と市民の会(福井県越前市)は、コウノトリをテーマに自然環境の保全活動を展開。環境省の全国4か所の「里地里山保全再生モデル地l区」の一つで、昨年、第1回全国フォーラムが開催され、秦野からも協議会のメンバーが訪れています。

②「小松・城北」里山を守る会(相模原市)は、この日午前中の神奈川県主催の「里地里山サミット」にも参加して、地域における保全活動の課題を発言。「里山マップ」を作成して地域の宝物を再発見しています。

③NPO法人自然塾丹沢ドン会は、私の所属しているグループです。工藤誠幸さんがふるさと秋田から秋の収穫を終えて駆けつけ、活動報告をしてくれました。「秦野市等」として同じく環境省のモデル地区に指定されています。丹沢山ろくと都市住民を結ぶ「丹沢自然塾」の開催による保全活動(=秦野方式と呼ばれる)を展開しています。

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④上智大学地球環境学科(東京都千代田区)は、学生さんによる秦野にあるキャンパス内の里山の整備活動の報告と、同大学に中国から留学中の学生さんによる「中国における森林保護活動」の報告でした。

⑤東京農業大学短期大学部環境緑地学科緑地生態学研究室(東京都世田谷区)は、秦野市名古木地区の「生き物の里」の自然環境調査の報告でした。指導している竹内将俊准教授は秦野市在住で、丹沢ドン会のメンバーで彫刻家の西巻一彦さんと地元でPTA活動を一緒にしている仲でした。

⑥東海大学教養学部人間環境学科自然環境課程藤吉研究室は、秦野・平塚地域における動植物の調査・研究の報告でした。報告者は院生の工藤裕之さん。来年4月には、海外青年協力隊の一員としてアフリカに赴任することになっていると聞き、報告の後紹介しました。活躍を期待したいものです。

⑦NPO法人新里昆虫研究会(群馬県桐生市)は、昆虫を地域の宝物として、村全体を昆虫の森にしようというまちづくりを進めている報告でした。

いずれも10分という限られた時間の中で、人と生き物たちが共存するためのさまざまな実践活動や、調査・研究活動の成果と課題を報告していただきました。

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第1部で基調講演をしていただいた国井雅比古NHKアナウンサー、同じく1部のパネルディスカッションのコーディネーターを務めていただいた里地ネットワークの竹田純一さんも参加され、活動報告に耳を傾けていられました。

「名古木の里地里山には、かつて当たり前にいた生き物たちが、いまなお当たり前のように生息しています。そんな当たり前の空間を全国各地で保全再生することの意味は大きい。各地の実践に学びながら、手を結び、里地里山保全再生の運動を全国に広めましょう」と私は話しました。

生物多様性の観点から危機が叫ばれている絶滅危惧種の保全は、生き物たちだけの問題ではありません。回りまわって多様な生き方や個性を失わせ、それこそ人間の暮らしを絶滅の淵に追いやることでしょう。里地里山に代表される「物語の世界」を復元再生することは、人間の多様な暮らしの復活につながるのではないでしょうか。

事例報告会の後は、参加者が待ちに待った懇親・交流会です。

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環境省自然環境計画課課長補佐の奥山正樹さんの音頭で乾杯です。

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この日の料理は地域の人たちが、地場の素材を使って調理・準備してくれました。まず料理の説明です。

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写真の他にも、そば、けんちん汁、漬物などがあり、手づくりの料理を美味しくいただきました。

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この日の席順は番号札による抽選で指定されていました。私の右隣は上智大学の学生さん。先ほどの報告者のお一人です。たまたま隣り合わせになったご縁ですが、里地里山の保全活動の肉体派ということで話も弾みました。

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同じテーブルの方たちと懇談・交流のあとは、コップを片手に席をめぐります。竹田さんと秦野市環境産業部長の高橋さんです。

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福井県からお出での方と秦野市森林づくり課長の相原さんです。全国フォーラムの事務局としてフル回転していただきました。お疲れ様でした。

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環境省の奥山さんと神奈川県農地課長の高橋さんです。

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平塚市環境政策課の谷屋さん、平塚市の里地をよみがえらせる会の小清水さん、県職員の方です。

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国井さんも参加者のみなさんと懇談・交流です。

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締めは秦野市副市長の高橋さん。会場の片づけを宿泊組のメンバーでやり、各部屋ではさらに懇談・交流がつづきました。

丹沢ドン会の部屋には他のグループや学生さんたちが集まり、時計の針は零時を回りました。

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