雨の中、東海大学付属本田幼稚園児が名古木の棚田へ
11月19日(金)、神奈川西部は天気予報では午前中は曇り、午後3時ころから雨でした。朝起きて窓の外を見上げると、雲は厚く、どんよりとした空模様です。
東海大学付属本田幼稚園の担当の先生から8時半前に私の携帯に連絡が入りました。「今日はよろしくお願いします」。何とか午後までお天気が持ってくれればとと思いつつ「お待ちしています!」電話を置きました。
例年のように本田幼稚園のエコグループの園児33名と、教員4名、お母さんボランティア2名が園のバスでやってきました。
NPO法人自然塾丹沢ドン会の名古木の棚田の秋を体験し、「自然の大切さや米づくりの現場を見て、自分たちができることを考えるきっかけに」と5年ほど前から毎年、本田幼稚園の子どもたちが訪れています。
朝から降ったりやんだりの空模様でしたが、子どもたちが到着したときはちょうど小休止。ドン会のメンバー10名は、テントを張って子どもたちを迎えました。
「名古木の棚田へようこそ! 昨日は晴れ、今日は雨が降っていますが、太陽と雨のどちらも米づくりには必要です。ここでは田んぼに冬の間も水を張っています。カエルなどの生き物たちが暮らしています。畦を歩いて見てください」
私のあいさつの後は、田部井さんがドングリの話をしました。
「ドングリを牛乳パックに入れて育てました。1年間でこんなに大きくなりました。これを里山に植えて育てましょう」
田中舘さんと大森さんが、古代米の米搗きを実演しました。ペットボトルに籾付きの米を入れて棒で突きます。家庭用のすり鉢に入れてゴムボールでやさしくしごきます。しばらくすると籾の殻が取れ、玄米になります。
子どもたちの目がキラキラしました。
雨でぬれる田んぼの畦ををそろりそろりと歩いて観察しました。
子どもたちに人気者の高橋園長先生は、田んぼに生えていたクレソンを摘んでパクパク。
みんなで記念撮影。ドン会の小金井さんは子どもたちの扱いが抜群。あとで聞けば、かつてプロのカメラマンで、リタイア後にドン会に参加しているのです。
テントの中でおにぎりの昼食。ドン会の女性陣が用意した、ドン会の畑で取れた白菜のクリームシチューで体を温めました。
ムラサキイモとサツマイモのデザート。ドン会の北村さんが焚き火とダッチオーブンで作りました。「おかわり!」という子どもたちのの声があちらこちらから上がりました。
私たちも、落花生・ムラサキイモ・シチュー、サンドイッチでお昼をいただきました。
子どもたちがこの日の自然体験を忘れずに、自然との付き合い方や、食べ物の大切さを感じてくれたことと思います。一人ひとりとハイタッチをして「さようなら」。
夕方には、園長先生と担当の先生からていねいな、お礼の電話が私の携帯に入りました。
「小さいときにどれだけ自然体験をすることができるかがほんとうに大切です。それによって人間としての感性が豊かになり、生きる力も育ってくるんですよ」という園長先生の言葉が印象的でした。
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