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元日の『朝日新聞』の「新大きな物語・農」と『神奈川新聞』の『約束』上演の記事

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元旦の朝は、ドサリと新聞が届けられます。

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全ページ読み切るのは至難の業です。拾い読みしていると、『朝日新聞』の文化欄の「新大きな物語」連載記事が目にとました。リード文からの引用です。

「大きなスケールの思想や世界観が影響力を失ったといわれて久しい。身の回りの出来事に関心が集まる中で、分散化し、専門化した知を再び集め、新たに見取り図を作ろう、地球規模で考えようという機運も生まれつつある。そんな新しい「大きな物語」の芽を、五つのキーワードをもとにめぐってみる」

第1回の今日のキーワードは「農」。

本文の記事で浜田奈美記者は、「農村解体や自給率低下が問題とされていた日本の農業に、新しい物語の兆しといえる現象が生まれつつある」として、都市に立つ市、農業特集を組んでいる『ブルータス』『週刊ダイヤモンド』『アエラ臨時増刊・得する農業』や、実践者・識者・研究者などの「農」をめぐるものの見方・思想を紹介しています。

「人々が『農』に向かう背景にエコブームや自然志向があることは確かだろう。だがそれ以上に、人類と『農』との長くて深い関係性が、息を吹き返したようにも思われる。

・・・「農」をめぐり、新たに紡がれ始めた物語。都会のライフスタイルを変えるのみならず現在の社会システム自体を根本から変え得る、豊かな可能性を持っている」

と記者は第1回の記事の文末に、日本の農業が、これからの日本社会の目指すべき方向性と人々の暮らし方・生き方に大きな影響を及ぼすであろうことを書いています。

地域でNPO活動をつづけながら「農的な暮らし」を追い求めているものの一人として、私はこの記事に改めて触発されました。

一方、『神奈川新聞』の「ぬくもり」欄には、「旧満州の難民孤児描く 元教師の手記 舞台に」と題した鎌田良一記者の記事が掲載されました。

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夢工房発行の『約束』(増田昭一著)に描かれた、旧満州の難民孤児たちの真実の叫びと想いを伝える「歌と朗読」は、本年4月に海老名市文化会館音楽ホールで、5月には横浜みなとみらい小ホールで上演されます。

『満州の星くずと散った子供たちの遺書』(夢工房刊、増田昭一著)の上演に引きつづいて、市民グループ「海老名芸術プロジェクト」が公演します。

脚本・作曲・構成はプロジェクトメンバーの甘利真美さん。その中の「僕が生まれかわったら」は、女性三部合唱に編曲され、歌われます。

著者の増田昭一さんは「子どもたちは、戦争は僕たちだけでたくさんだ、と平和を望んでいました。生きて帰ることのできなかった孤児たちの想いを語り継がなければ、私は死んでも死に切れない。『約束』を書くことで孤児たちとの約束をようやく果たすことができました」と語っています。

活字の力、言葉の力、音楽の力で、戦争の悲惨と孤児たちの命の輝きを、おおぜいのみなさんに伝えることができるよう、これからも編集者の一人として尽くしたいと思います。

1年の始まり、身の引き締まる想いでスタートです。

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