鎌倉建長寺で野口稔さんの出版報告会
9月12日(日)夕方、鎌倉建長寺で、野口稔さんの新著『第54回東大社式年銚子大神幸祭―総(ふさの)国の原風景』(定価2000円、夢工房刊)の出版報告会がありました。炎暑の中、緑深い建長寺の境内を通り、会場の「応供堂」に向かいました。
16時からの第1部は林美里さんのマリンバコンサート。オープニングは今回発刊の本の中から「弥勒三番叟」の朗読(香り仕事の嶋本静子さん)とマリンバの即興演奏のコラボレーションでした。
林美里さんは東京音楽大学打楽器科を卒業して、7年間のフランス音楽留学の後、日本、フランスを中心としたヨーロッパでマリンバの演奏活動を展開している注目のアーティスト。
参加者は緑濃い建長寺の庭園を左手に感じながらエキサイティングなマリンバの演奏に耳を傾けました。
17時20分開始の第2部は、建長寺宗務総長の高井正俊さんの野口さんへの愛情たっぷりなあいさつで始まりました。出版報告会を建長寺でできる野口稔さんは幸せです。
著者・野口稔さんのあいさつ。生涯一記者の魂を込めた今回の本は、「100年後の人びとにも読んでもらいたい」と話しました。
乾杯の音頭は「北鎌倉匠の市」実行委員長の川上靖治さん。この日午後、東京でお祝いごとがあった川上さん、大汗をかきながら駆けつけ、お祝いの梯子をやっていただきました。
この日の料理を担当していただいた「男の料理教室」の蓼沼さんのごあいさつ。総勢12名のご紹介です。
銚子漁港で水揚げされた鰹のガーリックソース、海老団子と海老とコーンの揚げもの、特製シュウマイ、なすのはさみ揚げ、、豚肉とじゃがいもの炒め、麻婆豆腐、鶏つくね団子と野菜の甘酢あんかけ、けんちん汁、古代米入りご飯、ゴーヤ寒天の豪華メニューでした。
今回の出版の本拠地、東庄・銚子からはマイクロバスを仕立てて20名近い東大社の氏子の方々が参加されました。東大社第77代宮司・飯田篤永さんの心のこもった、力強い挨拶です。
「20年に一度、900年の歴史を誇る東大社大神幸祭を正しく伝えていく使命が私たちにはあります。野口さんの本はそのためのバイブルです」
出版報告会には鎌倉市長・松尾崇さんも駆けつけ、「出版のお祝いとともに、野口さんには鎌倉のまちづくりでもぜひ貢献を!」挨拶していただきました。
会場では、さまざまな市民の方々とも懇談されていました。早速、私も名刺交換。松尾市長は、「高校時代、山岳部で丹沢に通い、ボッカ駅伝で40キロの小石をリレーしました。丹沢とはご縁があります」と話されました。
丹沢山ろくでさまざまな活動をしている身、さらに私自身もボッカ駅伝に2回参加したこともあり、若き市長が身近な存在となりました。もっともこちらが担いだのは半分の20キロでしたが・・・。
会場ではさまざまな人たちとの出会いがありました。個性的で多彩な鎌倉の文化の底力を見る思いでしたが、つづきは改めて報告しましょう。
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コメント
12日の出版パーティーは楽しい時間でした。第1部のマリンバ演奏は大好きな楽曲もあり、綺麗な音色に心が和やかになりました。また、第2部のごちそうも美味しく腹いっぱい食べました。それにもまして良かったのは、野口さんが出版した本「東大社大神幸祭」の現地、銚子や東庄から見えてた人たちとお話が出来たことです。飾らない人柄で楽しく懇談が出来ました。遠く東村山から参加しましたが、想い出に残る1日となりました。(東村山市・米田光男)
投稿: 米田光男 | 2010年9月17日 (金) 17時40分