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神奈川の自由民権の研究家・大畑哲さん逝く

10月2日、神奈川の自由民権の研究家・大畑哲さんがお亡くなりになりました。相模原市古淵駅近くの「相模斎場」で10月5日に行われたお通夜に行きました。おおぜいの参列者に囲まれた笑顔の大畑さんは、長年、高校教育に携わった教育者でもありました。

読経の間に大畑さんと近しい2人の弔辞が読み上げられました。教育者としての大畑さん、組合運動に取り組んだ生真面目さ、また、近年の相模原の「9条の会」創設に果たした大畑さんの活躍など、自由民権研究者とは別の大畑さんがおられました。

大畑哲さんと私との出会いは、明治期に建てられた旧梅原家洋館の保存運動(1996年~98年)の時でした。貴族院議員であった梅原修平の日誌を解読され、秦野の尾尻に建てられた洋館の建設年代を確かめていただきました。

『秦野の鹿鳴館―旧梅原家洋館の保存運動 全記録』(1999年7月、夢工房発行)には、「梅原家をめぐる人びと―「梅原修平日誌」を中心に―」の一文を寄せていただきました。また、2008年には、「秦野の鹿鳴館再建の会」の呼びかけ人になっていただいたり、伊勢原の「雨岳文庫を活用する会」でNPO法人の立ち上げに関わらせていただきました。小田原で開催している「北村透谷祭」では何回もご一緒させていただき、透谷の民権運動家と一側面を語っていただきました。

また、『神奈川自由民権探索』(正・続2巻、各冊:定価2100円)を2008年2月、5月に夢工房から発行する際は、足しげくご自宅に通い、編集打ち合わせをさせていただきました。真摯な研究者としての取り組みに大いに刺激を受けました。

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「東京新聞」の掲載記事もテーブルに飾られていました。

まだまだ本にまとめたい原稿があると話されていた大畑さん。ご家族に支えられながら教育と研究に捧げられ、81歳の生涯を生き抜かれました。

ご冥福をお祈りいたします。

合掌。

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コメント

私の叔父(父の兄)のことを書いて下さり歯がゆいです。
ありがとうございます。

投稿: HO | 2014年2月10日 (月) 22時46分

おはようございます。
コメントをお寄せいただきありがとうございます。
大畑さんの研究は、現在も継続中の「旧梅原家洋館再建運動」のバックボーンです。
大畑さんの研究の成果「近代の秦野の歴史と文化、建築」を大勢のみなさまに伝えていきたいと念じています。
どうぞ関心をお寄せくださいますようお願いいたします。

投稿: ゆめ | 2014年2月11日 (火) 10時07分

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