ギャラリー「ぜん」で西巻一彦彫刻展開催中
秦野日赤病院前のギャラリー「ぜん」で「西巻一彦彫刻展」が11月10日から18日まで開催されています。これまでの西巻さんのテーマとは少し趣を変えて今回は「祈りのかたち」。
案内のはがきに記された作者のメッセージです。
「私を取り囲む環境や人々、人としてどう歩み、生きるべきか? また、豊かな生き方とは? 今回の展覧会は、私自身の祈りの心を石に刻み託してみました」
ギャラリー「ぜん」のドアを開けると、穏やかな空気が流れていました。
西巻さんとそのお連れ合いさん、旧知のギャラリーの多賀薫さんがいらっしゃいました。さっそく西巻さんの作品を拝見しました。
西巻さんの「祈りのかたちは」は、穏やかな石仏の姿を現わしていました。小さな羅漢さんは、孟宗だけの上にそっとお座りです。大きな仏足は黒い玉石の上に天を指しています。そっと寄り添う石仏は道祖神のようでもありました。
西巻さんの祈りは森羅万象、自然や暮らしの営みの中に明るく宿っているのかもしれません。
西巻さんは自身を「石彫家」であると言われます。石に命を吹き込みつづけ、いつも新しい心象世界を創り出しています。
出版というものづくりの世界に足を染めている私自身は、西巻さんの横溢する感性にいつも刺激を受けています。20年以上に及ぶ西巻さんとのお付き合いは、さらに年を重ねてつづくことでしょう。
ますますの飛躍を「祈り」ます!
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