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卒論「里山保全の協働」の現地取材に神奈川大学生が名古木へ

前日までの寒気が払われ、朝からぽかぽかの小春日和。秦野駅南口ロータリーで神奈川大学法学部の学生と待ち合わせ、NPO法人自然塾丹沢ドン会の名古木の復元棚田へ案内しました。

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復元した棚田は冬の間も水をはっています。地下水の涵養と、棚田の生き物たちのためです。広場の梅の木の枝には小さな蕾が無数につき、季節がめぐるのを待っています。

男子学生の卒業論文のテーマは「里山保全をめぐる行政と市民の協働」。NPOと行政や企業などとのさまざまな協働の取り組みを、ドン会の伝統的景観保全の活動の現場で説明しました。

たまたま、この日は、名古木の棚田の倉庫の整理のためにドン会会員の小金井さんが来ていました。2人で学生さんの質問に答えました。

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法学部の学生さんは「環境問題の法社会学」を専攻。環境省の「里地里山保全再生モデル事業」全国4か所の一つとして「秦野市等」としてドン会が2004年7月に指定を受けていたことや、ドン会のこれまでの活動についてホームページなどで事前に下調べをしていました。

伝統的な農村景観の保全再生の意味や、日本の食糧問題、協働の現状や課題について2時間近く話し合い、学生さんは熱心にメモをとっていました。

この日の名古木の棚田での3人のやり取りが、学生さんのこれからの進路に生かされることを願っています。

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