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長岡市高齢者センター「みやうち」で被災者受け入れ

久しぶりにふるさと長岡へ母の顔を見に行ってきました。少し熱が出て体調が思わしくない、と兄から電話が入っていました。

顔をのぞきこむと母はニッコリしました。翌朝、デイサービスに車椅子で出かけるときに、母の口ぐせ「すっとこどっこい!」が思わず出ました。少し元気を取り戻したようで一安心。

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庭先にはフキノトウが顔を出し、赤い椿が咲き、雪がほんの少し残っていました。

2泊して長岡から神奈川へ帰る日、兄がセンター長をやっている長岡市高齢者センター「みやうち」に立ち寄りました。通常の高齢者向けの業務を中止して、いち早く、東日本大震災・福島第1原子力発電所の事故による避難者の受け入れを始めていました。

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高齢者センターは、原発周辺の避難地域・南相馬市から来た110人ほどのファミリーたちの仮住まいでした。布団をたたみ、部屋の掃除をみなさんがやっています。きれいに片付けられた部屋のあちらこちらで、家族たちが寄り添って輪をつくっています。

廊下で静かに遊んでいる子どもたちの姿が、印象深く感じられました。

高齢者センターの隣の長岡市の体育館では、300人あまりの避難者が生活していました。支援の物資は、ここでは十分に行き渡っているようです。長岡市の職員やボランティアの人たちが、忙しく働いていました。

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日常ではない集団生活のなかで、他の人への「優しさ、思いやり、譲り合い」が、行われているようで、ぎすぎすした雰囲気は感じられませんでした。しかし、避難所生活が長くなると新たな課題が生まれてくるのかもしれません。

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高齢者センターのカウンターには新聞各社が無料の新聞を被災者に提供していました。

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近くの温泉へ行く無料のバスも用意され、その受付窓口もあります。

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無料の電話も設置されていました。

新潟県では、県内各地で9000人近い被災者の受け入れをしており、さらにその取り組みは広がりを見せています。中越地震の際に全国から寄せられた支援への恩返しを、との思いでしょう。

テレビ、新聞などが伝える東日本の被災地周辺の避難所のようすとは違った現実です。被災の現地にいる人たち、ふるさとを遠くはなれて避難生活を送る人たち、さまざまな人間模様が想像されます。

三陸沿岸の自治体は、地震・津波などの自然災害の発生を前提として、その被害を最小限に抑えるためスーパー防潮堤など、さまざまな「減災」のため施策を講じてきたといいます。今回の巨大地震・大津波は、その前提を大きく上回る自然エネルギーでした。

一方、東京電力福島第1原子力発電所のトラブルは、いかに巨大地震・大津波が原因となって引き起こされたとしても、原子力の危険性と安全性に対する人間の驕りがもたらしたもの。まさに人災と言えます。

原子力発電が日本の電力の3割を占めている現状のなか、福島でつくられた電力が首都・東京で消費され、便利さと効率のよさを追い求める私たちの暮らしを支えてきました。その実態があらわになりました。

福島第1原子力発電所の止まるところを知らないトラブルは、どこまで進むのかと、恐ろしさが先に立ちます。最悪な事態を回避するために、いまも関係者が命がけで取り組んでいます。1日でも早くその成果が挙がることを願っています。

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関越道のパーキングで。越後の山々の冬が開けるのはもう少し先のようです。

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