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飯舘村の応援に純米大吟醸「飯舘」を

福島県飯舘村は、福島第1原子力発電所の事故による放射能汚染の影響により、全村民の村外退避が始まっています。

飯舘村のみなさんと音楽を通して交流のある、フォルクローレ・アーティストの木下尊惇さんからある日、電話が入りました。

「今日の朝日新聞の記事にも出ている、飯舘村の日本酒を注文するんですが、片桐さんもいかがですか?」

ありがたいお誘いに、一も二もなく、「お願いします。1升ビン2本・・・」

「純米大吟醸・飯舘」は、その日の翌日には木下さんの所に配送されました。そのまた翌日、注文からわずか3日目に木下さんは自ら、箱入りの「飯舘」を宅配してくれました。

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純米大吟醸「飯舘」は、飯舘村で栽培した酒米「美山錦」を、村内の11酒店が共同で喜多方市の大和川酒造に委託して1980年代から醸造しています。右肩に記されている「おこし酒」とは、「村おこし」の酒ということのようです。

放射性物質の影響で酒米の作付けができない現状では、今後の生産は見込めず、「幻の酒」になるとも言われています。

購入した2本のうちの1本は、市内に住む娘の連れ合いが名乗り出てくれました。

「美味しいお酒が飲めて応援になるなら私も・・・1本乗ります」

貴重な我が家の1本は、飯舘村のみなさんの想いがこもっていると思うと、なかなか封を切ることがことができません。

そこで、仕事の帰りに片倉酒店に立ち寄り、「東北の酒は売れていますか?」と若主人に聞きました。

福島の蔵元の営業マンが、「風評被害で売れなくて困っています。放射能の影響はありませんからドンドン購入して欲しいんです・・・」と営業に来られたそうです。

二本松市の大七酒造の「大七 純米生酛(きもと)」が1本残っていました。「地酒大Syou」でプラチナ賞(1位)を取った日本酒です。

この日の晩酌は、「大七 純米生酛」を少しいただきました。

5月11日の「朝日新聞」夕刊には、「福島県八重洲観光交流館」の記事が出ていました。

「福島県によると、4月の来場者は5万725人で、昨年の4・6倍、売り上げはちょうど10倍の4千万円を記録。5月も昨年の8倍ほどの勢いで売れている。原発事故の影響で村ごとの避難を求められている飯舘村のコメで仕込んだ酒が売られた6日は、一日で約218万円売り上げた」

その後の木下さんのメールでは、「飯舘を注文しようとしたら、もう完売とのことです・・・」。

東日本の被災地のみなさんへの支援の仕方はいろいろ。

NPO法人自然塾丹沢ドン会では、3月30日に日本赤十字社を通して、限られたドン会の資金の中から10万円を義援金として被災地に送りました。

3月26日の棚田の活動の折には、木下さんの呼びかけに参加者から寄せられた5万5千円を飯舘村に送りました。

さらに4月30日、秦野駅前なでしこ会館で「丹沢山ろく里地・里山学習会」の際に催した木下尊惇さんフォルクローレのチャリティーコンサートの会場で寄せられた義援金4万5112円に、ドン会のホームページの呼びかけで振込みのあった2万2720円を加えた6万7832円を飯舘村に送りました。

5月11日、神奈川県は、南足柄市で生産された茶葉から規定値以上のセシウムが検出されたと発表、県内産のお茶の回収を始めました。

大気も水も循環・対流してつながっています。東日本の被災地も、私が暮らしている神奈川も数百キロの空間を軽々と越えてつながっているのです。

純米大吟醸「飯舘」は私のできる、ささやかな応援(?)です。

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受信: 2011年5月12日 (木) 00時23分

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