神奈川の近代建築50選・五十嵐幸吉商店の倉庫の利活用へ
神奈川の近代建築50選に選定されている秦野市本町の「五十嵐幸吉商店」の4号、5号倉庫の利活用について、これまで何回か所有者とまちづくり市民グループ「市民が創る秦野のまち」のメンバーはお会いし、話し合いを重ねてきました。
この日、所有者の五十嵐さんとメンバー4人で、本館に付設する4号、5号倉庫の利活用についての具体的な内容の詰めの話し合いを行いました。
3階建ての洋風建築の本館1階の部屋には興味深いしつらいがありました。
店番をする6畳ほどの部屋からお店を見渡せるガラス窓がはめ込まれてあり、その下には壁に作り付けの小引き出しがあります。かつての商家の日常を垣間見ることができます。若きご主人さんは、店先を行き交う幼いころの賑わいをなつかしそうに話されました。
倉庫の利活用に関する取り決めの案文について、さまざまな検討を加え、所有者のお考えを反映してほぼ合意に達しました。文章を整理し、基本合意書を8月はじめに取り交わす手はずとなりました。
五十嵐幸吉商店の4号、5号倉庫の外観です。
3間×8間の倉庫の内部です。 残っている商品を片付け、イベント会場としてこれから必要最小限の手を加えます。
手始めに倉庫の片付けを、「共汗」のまちづくりの一環として市民の参加を募りたいと思っています。若い世代にも一緒に企画段階から関わってもらうために東海大学の学生さんとも連絡を取っています。
一過性のお祭りではない、継続的な地域おこしの拠点となる仕掛けを、本町四ツ角の五十嵐幸吉商店を舞台につくり上げたい。そしてその輪を広げたい。そのスタートラインに間もなく立つことができます。
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