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南三陸町の地に立って

秦野市社会福祉協議会主催の東日本大震災「被災地支援ボランティアバスツアー」に参加しました。3月11日の大震災以降、これまでさまざまな形でテレビ・新聞などの震災報道がなされました。6か月を経て、実際にその一つの現場に立ってみると、言葉がありません。

被災者のご冥福を祈り、仮設住宅の暮らしを余儀なくされている町民のみなさんの悲しみとご苦労に想いを馳せました。

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1日だけのボランテイア活動。南三陸町歌津福祉センター周辺に積まれた山の分別作業でした。木材やビニールなどの燃えるもの、金属製品などの燃えないもの、ガラスや陶器・瓦・コンクリートなどに分けます。

大津波によって流された日常を物語るさまざまな「もの」が土の中から出てきました。腕時計、懐中時計、コンパクト、食器片、スタンプ台、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉や記念硬貨、フライパン、ファスナー、MD・・・。

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一つひとつの「もの」に一人ひとりの暮らしや物語があり、それらが自然の猛威の前になす術もなく押し流され、切り離され、時間が止まりました。

9月16日現在、1万5,790人の方々が亡くなられ、4,056人の行方不明者があるといいます(朝日新聞)。南三陸町の土の中から出てきた品々は、「ここに命が、暮らしがあったんだよ」と語りかけている、無念の叫びのようです。

1日だけのボランティア活動は、しょせん自己満足。しかし、その場に立って全身で感じた「何か」を糧に、いま仮設住宅や、ふるさとを離れて暮らさざるをえない人びとへの想像力を働かせたいと思います。

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