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ふるさとの夏休みの「ドジョウ」と「金魚」

大型台風12号の直撃を受ける四国・中国地域の被害が心配されます。同時に台風の進路以外の各地に大量の雨を降らせています。9月4日に予定されていた秦野市の防災訓練が、この台風の影響で中止となりました。

こんな時は、訓練ではなく本番。朝7時半過ぎから自治会の宣伝カーが、「台風情報にご注意ください・・・」と巡回しています。

開け放った窓から、「ミーンミーン」とセミの鳴き声と、「トーフィ~、トーフィ~」と豆腐屋さんのラッパの、のどかな音が流れ込みます。

ふるさとの夏の終わりは、「ツクツクホーシ、ツクツクホーシ」の鳴き声が告げてくれました。幼いころ、夏は、近くの道満川で川泳ぎをやり、手製の網で魚取りをしました。田んぼの側の小川にはドジョウやナマズ、ライギョ、フナなどがワンサカいて、捕り尽くすということはありませんでした。

川魚は、焼いたり煮たりして食卓に上り、農家の貴重な蛋白源となりました。川魚の淡白さとともにドジョウの泥臭ささが、幼い日の夏休みの味覚でした。しかし、それらの川魚は、高度経済成長期以降、ほとんどその姿を見ることはありません。

夏休みといえば、近所のお宮さんで行われるの夏祭り。盆踊りとヨーヨーと金魚すくいが定番でした。浴衣を着て下駄を履き、水槽にかがみこんで金魚すくい。大きな出目金狙いの手さばきでは、すぐに紙が破れてしまいました。

お盆を過ぎると、休みはあっという間になくなり、宿題の仕上げに余念がありません。遊びほうけていた夏休みを恨めしく感じるときです。ふるさとの夏休みの一駒です。

9月に入ると農家の子どもたちは稲刈り、ハザ掛けの一人前の助っ人となって父母の農作業を手伝いました。時には台風が襲ってきました。台風の目の中に入って生暖かい嵐の前の静けさ。せっかく掛けた稲を全部下ろして台風に備えたこともありました。

夏休みの魚とりで味わったドジョウを、駒形の「どぜう」で一度食べたことがありました。以来、忘れていたドジョウが、いま脚光を浴びています。野田「ドジョウ宰相」の誕生です。

3.11以降の日本の社会は閉塞感を募らせています。ドジョウの粘り腰で、台風一過の秋空のように晴れ晴れとした社会にすることができるのでしょうか。

大震災からの復旧・復興、脱原発・自然エネルギーの再構築、円高・借金経済からの脱却、日本人の生き方・暮らし方の見直し・・・、さまざまな懸案が立ちはだかっています。少しの期待とともに見守りたいものです。

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