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2013年10月

クモとクモの網と雲の競演

雨上がりの朝、うすボンヤリとした私の目に入ってきたもの。

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クモとクモの網です。その背後に白い雲が漂っているのも自然の妙技でした。

池田博明さんの編著『クモの巣と網の不思議~多様な網とクモの面白い生活~』(夢工房発行、A5判、横組み222ページ、定価2000円+税)が発行されたばかりのタイミングで、ことさらに感興が湧いてきました。

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身近な自然の中に小さな命の輝きが潜んでいます。

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ツワブキの花咲く

居間の出窓から我が家の小さな庭を眺めるのが習わしです。季節の移り変わりを野草や野鳥たちが知らせてくれます。

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ツワブキのつぼみがふくらみ、可憐な黄色い花びらを開くものも・・・。

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スイセンの新芽が朝陽を浴び、ナンテンの実が赤く色づいています。

街を車で走ると、二度咲きのキンモクセイのオレンジ色の花が芳香を放っています。季節の巡りが常ならないのは、なに故でしょう。

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『日本自費出版史』(自費出版編集者フォーラム編)刊行

『日本自費出版史』が刊行されました。編集・発行した自費出版編集者フォーラムの15周年記念&刊行記念レセプションが、日比谷「松本楼」で開催されました。

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四六判、縦組み、221ページ、定価:本体2000円+税。

近代~現代にいたる自費出版の歩み(1903年~2012年)を初めて1冊に記述したもの。内容構成は以下の通りです。

第1章 濫觴の時代(1903~44)

第2章 萌芽の時代(1945~70)

第3章 ビジネスの時代(1971~88)

第4章 変貌の時代と自費出版の未来(1989~2012)

主要参考文献・索引(人名・署名・作品名・関連事項)

『日本自費出版史』の企画から8年、この本の刊行委員長であり、自費出版編集者フォーラム代表幹事でもある矢野寛治さんは、「刊行にあたって」の中で次のように記しました。

・・・日本の出版史上において重要な位置を占める、近現代に至るまでの「自費出版」の歴史を掘り起こして編集し、現代を共に生きる人々や後世の人々に伝えることは、極めて意義深いことと考えて『日本自費出版史』は編まれました。

『日本自費出版史』は、「自費出版」の歴史を読んで愉しめ、またそのもの自体を「歴史年表」としても使えるよう、その構成を編年体形式としました。また本文は、「事実を記録すること」「社会的背景を考慮すること」「人間が描かれること」の三点に留意しながら執筆し、同時に、より資料的価値の高いものを目指しました。・・・

4名の執筆者の一人として、私は第4章を担当し、本づくりの醍醐味を味わわせていただきました。多くの読者の手にわたり愛読され、活用されることを願っています。

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にわか大工の事件現場

出版の仕事に在庫は、なくてはなりません。その一部を収納するために庭の一角にプレハブの倉庫を建てたのは20年程前。その後、一度は屋根と外壁のペンキを塗り替えたものの、西陽を浴びるプレハブの西側の外壁の傷みが進んでいました。

台風26号による強風の被害は幸い軽微でしたが、同じような進路を描く台風27号が今週末にも関東に接近か(?)というので、重い腰を上げざるを得ません。どのような補修を施したらよいのか、まず現場に立ち、傷みの状況を把握しました。

そして、近くにあるホームセンターに行き、補修の材料を調達しました。幅12×182センチの杉板10枚。透明なポリカーボ波板65×182センチ16枚、ポリ連結傘釘、ステンレス釘、雨どいの支えなどです。

延べ3日間、仕事の合間を縫って、にわか大工さんとなりました。小雨の降る中、横板を渡し、波板を下から順番にはっていきます。地面に立ってやる低所の作業は順調でしたが、脚立を使ってやる高所作業は時間がかかります。

窓の部分をくり抜き、波板を切断し、順番に重ねわせ、傘釘で固定します。屋根の傾斜は45度。すべて成り行きで作業を行います。不安定な脚立を上ったり下りたりすること数十回。まさに、にわか大工の事件は現場で起きます。

作業も終盤になって、ようやく波板に乗るサーファーのように波乗り状態(?)で作業は進み、ようやく完成。何とか形は整いました。雨風をしのぐことが出来そうです。

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おまけに、雨どいの補修もやり終えました。ポンチョを被っても汗と雨でずぶ濡れ。

シャワーを浴びた後には、冷え冷えの冷酒が食卓で待っていました。

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夜の会フォーラムで加藤三朗さんのトーク「詩の手品」を聞く

土日というと、いろんな催しがあり、家を空けることが多くなります。20日の日曜日は夕方から、小田原駅近くの地区公民館で、夜の会フォーラムの例会でした。

2か月に1回開催するフォーラム。第113回の例会は、詩人の加藤三朗さんのトーク「詩の手品」です。

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加藤さんは、『同時代』というハガキに記した詩篇を1974年に創刊しました。初期のころはガリ版刷り、その後、ワープロからパソコンへと製作方法は情報機器の発達とともに変わりましたが、「選ばれた読者」との濃密なかかわりをつくりつづけています。

途中、数年間の休刊をはさみながらも、現在まで39年間にわたり発行しつづけ、いま203号を数えています。『同時代』というタイトルは、トインビーの「哲学的同時代」から借りたと言います。

加藤さんは、『同時代』に書きつづけた3行詩を再構成して、『その夜の夢のロシナンテ』を本年8月15日に夢工房より刊行しました。

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加藤さんは、独創的なタイトルをつけた3行の定型詩の中に、自由な詩作の世界をつくりつつ、自らのテーマを渉猟する読書と日々の思索を文章化してもいます。詩と散文は、加藤さんにとってのドン・キホーテとロシナンテなのかもしれません。

10月31日には加藤さん、小田淳さん、日達良文さん、菅野正人さん、穂坂キミエさんの5人の出版を祝う会が開かれます。主催する西さがみ文芸愛好会の村山さん、小澤さんのお2人に、この日お会いすることが出来ました。新たな出会いも楽しい夜の会フォーラムでした。

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丹沢自然塾「山ろくウォーキング&秦野の歴史講座」開催

10月19日(土)は朝から曇り空。NPO法人自然塾丹沢ドン会と秦野市森林づくり課共催の「山ろくウォーキング&秦野の歴史講座」を開催しました。

秦野市蓑毛にある緑水庵で、武勝美さんの「富士道を歩く」の座学でスタート。

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武勝美さんには、「大山道、富士道」でにぎわった蓑毛の歴史、金目川の名前の由来や自然の恵みである命の水と人びとのかかわりについて語っていただきました。

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まほら秦野みちしるべの会(横山信子会長)のメンバー4名の案内で、緑水庵をスタート。

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金目川沿いの土手を大日堂に向かって歩きます。

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道沿いには放置され生い茂った竹藪があり、耕作放棄された棚田が…。里地・里山の現状を目の当たりにします。

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大日堂では、まほら秦野みちしるべの会の横山信子さんのガイドに耳を傾けます。

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金目川の土石流により村が流された歴史に、大型台風による大島の惨状が重なります。

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旧道に残る、かつての御師の建物を見ながら、昭和の初めころまでにぎわった御師の村に思いを馳せます。

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行く手に秦野盆地の街並みを眺めながら大山蓑毛道を下ります。途中にあった農産物の無人販売所に興味津々、夕飯の食材を買い求める参加者。ニンジン1袋50円、里芋1袋100円…。

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阿夫利神社の鳥居の前で記念写真。「笑うのは今でしょう!」

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かつての馬返しの場所には、庚申塔、双体道祖神などが・・・。松田方面からの馬の便はここまで。蓑毛~大山へは自分の足で歩くほかありませんでました。

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蓑毛から大山道富士道を下ってきたドン会の40数名と、東田原から登ってきた秦野市観光協会主催のウォ―キングのメンバー15名がここで出会い、エールの交換をしました。

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東公民館近くにある道標・道祖神。バス路線を行くと、目の前に初冠雪の富士山がうっすらと見えました。

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源実朝の御首塚を経て、金剛寺へ。山田吉郎さんの「秦野の中世の歴史~秦野市と源実朝を中心に~」の講座の会場である東公民館へ向かいました。

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この日の午前、第19回「全国尊徳サミット」が秦野市文化会館で開催されていました。秦野市蓑毛出身の安居院庄七は、静岡県の掛川・浜松を中心に報徳仕法を実践し、二宮尊徳の思想を広めました。秦野の先人の歩みが現代に伝わります。

一方、800年余りも前、波多野氏はこの地で活躍し、さらに全国へ分派しました。越前の国では、波多野義重が道元禅師を招いて永平寺を建て、その後の曹洞宗の全国への広がりの先駆けとしました。

地域における人びとの生活文化が時を経て地域の歴史になり、さらに地域を超えて広がりを示します。私たちの日々の暮らしを大切にしたい、との思いを改めて感じさせてくれた1日でした。

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台風一過

大型台風26号の過ぎ去った夕刻の東の空です。

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我が家の近くから望んだ西の空です。

何事もなかったかのような台風一過の穏やかな青い空の下、伊豆大島では土石流にうずもれた幾十人もの人びとを救出するための懸命な捜索活動が今も進められています。

湘南二宮の海岸では小学生2人の命が波にさらわれました。

自然の持つ暴力的なエネルギーをまざまざと実感させられました。

自然科学や気象予報技術の進化の中で、様々な情報が事前に流されました。しかし、最後は私たち市民と、行政を預かる人びとの想像力とその対応力、一人ひとりがどう対処するかが、生死を分けるということを肝に銘じたいと思います。

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ホトトギス、シュウメイギク、キンモクセイの花咲く

我が家の庭を眺めると、秋の野の花たちが咲いています。

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ホトトギス。

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シュウメイギク。

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キンモクセイの花が咲き始めました。ほのかな香りが今朝から漂い始めました。

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赤いミズヒキ。

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このところ、3~4日ごとに熟した柿の実を収穫しています。食べきれないほどの秋の味覚。小粒ながら自然の甘みを感じさせてくれます。お隣さんにも我が家の秋を少しおすそ分けしました。

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早田旅人著『近代西相模の報徳運動』刊行

平塚市博物館学芸員の早田旅人さんの著作『近代西相模の報徳運動~報徳運動の源流と特質~』を刊行しました。「小田原ライブラリー」の第22巻です(2013年10月1日、夢工房発行、定価1260円)。

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「報徳運動」の評価は、時代と人により、さまざまに変化してきました。その荒波をくぐり抜け、現代において、「報徳運動とその思想」は、新たな視点で再評価されつつあります。

報徳運動の源流は、西相模にあります。二宮尊徳の生誕の地は小田原市栢山であり、その実践を掛川・浜松で広めた安居院庄七は、秦野市蓑毛の出身です。

西相模の近代報徳運動の実践の歴史と特質を、丹念に探り、その全体像を著者は描きました。

折しも、第19回「全国報徳サミット」秦野大会が10月19日(土)に開催されます。報徳運動の歴史研究と、地域社会への関わりがさらに深まり、現代に生きることを願っています。

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