県立歴史博物館で神奈川県自然保護協会の総会
久しぶりの横浜。
土曜日の午後、神奈川県立歴史博物館でNPO法人神奈川県自然保護協会の2014年度総会が開かれました。
見てのとおりの風格。横浜正金銀行本店として明治37年に完成した建物です。昭和39年に神奈川県が買い取り、建物の増築・改修工事を行い、関東大震災で焼失したドーム屋根の復元を行って、昭和42年に神奈川県立博物館として開館しました。日本の総合博物館として先駆的な存在でした。
総会は当初、博物館の講堂で開催の予定でしたが、先日の大雨で雨漏り発生、使えなくなりました。急きょ会議室に変更しての開催。
藤崎理事長、神奈川県の秋山環境保全課長のあいさつの後、議事に入りました。
副会長・事務局長の青砥さんが、2013年度事業・会計報告、2014年度事業計画案・予算案をパワーポイントを交えて説明。承認されました。
総会の後、映画「流」を鑑賞しました。この映画は、平成13年から10年間にわたり神奈川県愛川町・中津川で、生き物の保護と研究に取り組む二人の姿を描いたもの。
絶滅危惧種「カワラノギク」の保護活動をつづける吉江啓蔵さん、宮ケ瀬ダム完成前後の中津川の水生昆虫への影響を調べつづける齋藤知一さん。
この映画は、第53回科学技術映像祭で文部科学大臣賞を受賞。「自分の場所で自分のできる努力をつづけているふたりのおじいさんの姿は混乱しているわたしたちの指標であり、はげましです」と、作家の童門冬二さんは映画のチラシに書いています。
80分余りの映像は、私たちの身近な自然の持つ意味や、一人ひとりに何かできることがあるのではないかと、問いかけているようです。
総会の後、横浜の海を見に行きました。JICA横浜のレストランで風に吹かれながらビールを少々。
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