名古木の棚田で慶応大学一ノ瀬教授のフィールド演習
2週間前に田植えを終えた名古木の棚田。丹沢ドン会の米づくりにとって前夜の雨は天の恵みとなりました。曇り空の下、ドン会メンバーは、この日も田んぼの苗の補植や畑の手入れに余念がありません。
11時、慶応大学一ノ瀬教授のフィールド演習の学生ら総勢25名が名古木の棚田に到着。
さっそく、丹沢ドン会の28年に及ぶ「伝統的な農村風景と生物多様性を次の世代に伝える」活動を30分ほど私がレクチャー。
つづいて、一ノ瀬研究室「秦野生物多様性プロジェクト」のメンバーが、2年にわたる自然調査の結果を踏まえて、名古木の自然の現状を解説。
昼食をはさんで、2班に分かれてフィールドワークです。
名古木には田んぼ・小川・湧水・草地・湿地・里山など多様な自然があり、そのことが生物多様性の保全に大きく貢献している。しかし、それをボランティア活動で維持する苦労は並大抵のものではない。
と、晴男を自称される一ノ瀬教授は最後の講評で学生たちに話されました。
学生たちが帰るころには、うっすらと青空が見え始めました。プロジェクトのメンバーの何人かは引き続き自然調査に名古木の田んぼや周囲の里山に入りました。
水をたたえた棚田に映える青空。
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