« 名古木の棚田の代かき | トップページ | 庭に咲く小さな花たち »

近代たてもの見て歩きの下見・秦野駅南エリアへ

「市民がつくる秦野のまち」が20年来開催している秦野の近代たてもの見て歩き。久しぶりに見て歩きを開催しようということで、会のメンバーであり、古建築の調査・復元の専門家・福田さんと、建築家の久保寺さんと私の3人で下見に出かけました。

きょうのテーマは、秦野駅南エリアの農家住宅。

004_20210504175701

秦野駅南口を出て、荒井用水の流れを見ながら進みます。

小田急線と荒井用水の間には、古い民家が幾つも現存しています。外観からも建物の建築年代が想像できます。

024_20210504175701

庭の奥から声が掛かりました。「どう~ぞ!」

とある古民家の奥様です。家に上がらせてもらい、建物の由来をお聞きしていると、奥様からの連絡で、ご当主も戻られました。

家の前を流れる荒井用水は、かつて、「ドンドン」という堰がつくられていました。各家庭の飲料として使われ、野菜の洗い場であり、洗濯の場であり、生活に不可欠な命の水でした。

見て歩きの楽しみの一つが聞き取り。地域の歴史や生活文化の実像をお聞きすることです。1時間余りの聞き取りで、近代秦野の庶民の生活の一端を知ることができました。出会いに感謝!

たばこ乾燥小屋、倉、長屋門のある農家住宅、石積み、湧水など、この日も盛りだくさんの下見ができました。

092

089_20210504175701

059_20210504175701

白笹稲荷の裏手にある、古民家を移築した「白笹うどん」で昼をとり、さらに下見を続けました。

この日の下見の成果を資料にまとめ、コロナ禍が収まったら見て歩きを開催し、秦野の近代たてものの魅力を知る機会にしたいと思います。

 

 

 

 

|

« 名古木の棚田の代かき | トップページ | 庭に咲く小さな花たち »

見て歩き・まちづくり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 名古木の棚田の代かき | トップページ | 庭に咲く小さな花たち »