2022年4月
2022年「丹沢自然塾」開講・オリエンテーション
4月23日(土)、丹沢山ろくには青空が広がり、絶好の2022年「丹沢自然塾」の開講・オリエンテーション日和。
開講のあいさつの後、参加者の記念撮影。
この日は農業実習「苗床づくり」を体験してもらいました。
焼き土を播き、その上に種籾をていねいに播き、さらに覆土をその上に播いて板で圧をかけ、ジョウロで水撒き。その上を不織布でおおい、紐を十字に掛けて、苗床・種まきの完成。後は、水の調整ですが、これが難しい。とりあえず塾生のこの日の農作業は終了、ということで「バンザ~イ!」
この後は、田んぼ担当の金田専務理事の案内で、ドン会フィールドをめぐり、里山の自然の仕組みや米づくりと多様な生き物たちの関わりなどについてフィールドワーク。再びテントに戻り、ガイダンスの続き。
この日は、「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」の選定委員のお一人、棚田ネットワーク代表の中島峰広さんがヒョッコリお見えにになり、急きょお話をしていただきました。
「つなぐ棚田遺産」に「名古木の棚田群」が選定された意味や今後もドン会の活動を継続して未来へつないでほしいというメッセージと激励の言葉をいただきました。
昼食の後には、自然塾生とドン会メンバーの交流会。塾生一人ひとりから自然塾参加の動機やこの日の体験の感想を話してもらいました。
遊び足りない子どもたちは、田んぼの中で再び泥んこになって遊びまくっていました。
後ろ髪引かれる想いで「さようなら~!」
次回の自然塾は5月28日の田植え教室。「待っているよ~!」
「丹沢自然塾」いよいよ開講
NPO法人自然塾丹沢ドン会の2022年「丹沢自然塾」がいよいよ開講します。
2020年は、カリキュラムの半分程度しか実施できませんでした。2021年は、「丹沢自然塾」の塾生募集を中止せざるを得ませんでした。
2022年は、これまでに神奈川新聞・東京新聞・読売新聞、地元のタウンニュースに塾生募集の記事が掲載され、反響の大きさに驚いています。
4月13日には、東京新聞「メトロポリタン+プラス」にカラー写真2枚付きで「丹沢自然塾」塾生募集の記事が掲載され、県内はもとより東京からの応募者も。
開講オリエンテーション・苗床づくり教室に向けて、ドン会メンバーは準備を重ねてきました。
いよいよ4月23日(土)、2022年「丹沢自然塾」が名古木の棚田で開講です。
1年間無事に開催でき、多くの塾生と子どもたちが、実り多い自然体験・農業体験ができますよう!
「つなぐ棚田遺産」選定委員の中島峰広さんが名古木の棚田を現地視察
ポカポカ陽気の午後、名古木の棚田の現地視察に「つなぐ棚田遺産」選定委員の中島峰広さんが来訪され、秦野市農業振興課長の小清水さん、はだの都市農業支援センターの職員と私で出迎えました。
中島さんは、2時間余りも現地で取材と写真撮影。ドン会の活動に興味津々でした。
たまたまドン会メンバーとその友人が名古木の棚田の満開のハナモモを見に来ていて、しばし談笑。
名古木のドン会の棚田の本田・新田・向田・北田と名付けた田んぼをていねいに見て回られ、ドン会手づくりの取り水口や溜め池・水路などをカメラに収められました。
帰途、今回「つなぐ棚田遺産」に選定された「名古木の棚田群」の関野光治さんの棚田にも立ち寄り、現地から、農水省の担当者に「現地にぜひ…」と電話を入れられました。
中島さんは、NPO法人棚田ネットワークの代表でもあり、全国の棚田を知るまさに「棚田博士」。現場に足を運ぶことで見えてくるものがあると話されました。
今回の選定後初めての現地訪問が「名古木の棚田群」であるとお聞きし、改めて今回の「つなぐ棚田遺産」認定に「ありがとう!」と感謝しました。
J:COM ライブニュースに「名古木の棚田群」
2022年3月30日(水)午前11時、J:COM ライブニュースは、名古木の棚田から生放送。農林水産省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に選定された「名古木の棚田群」の紹介です。
選定の喜び、棚田復元活動を始めたそもそもの理由、具体的な復元活動の内容、名古木の棚田の魅力など、わずか7分ほどの時間でしたが、横浜のスタジオの島田さんの問いかけに答えました。
前日の天気とは打って変わって名古木の空は雲一つない青空。里山のみどりのグラデーションが映え、菜の花が輝いていました。
20年前に植えた花桃も白とピンクの花が誇らしげに咲いています。
「つなぐ棚田遺産」のテーマは、そっくりNPO法人自然塾丹沢ドン会の目指すところと重なっています。この風景と生き物たちの棲み処、参加者の居場所を、米づくりをしながら次の世代へつなげていきたいものです。今回の選定は大きな励みになりました。
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