2022年9月
丹沢自然塾「棚田の稲刈り教室」中止の中で
台風の影響で朝から雨。朝9時過ぎには雨も上がるとの昨夜の天気予報は、朝になると午後3時ころまで雨に変わりました。朝6時、田んぼ担当から電話。急きょ、この日の「丹沢自然塾」を中止し、翌・日曜日に稲刈りをやることに。
ドン会の掲示板に書き込み、ボランティア参加予定の東京農業大学の竹内教室へ早朝電話。
それでも現場に行く人はいるはず。ということで8時半に名古木の棚田へ。
小川は増水し、一部、護岸が崩れました。
雨の中、10名ほどのドン会メンバーが参集。せっかく来たからと、倒伏した稲を刈りました。
結局、お昼過ぎまで作業。後は翌日曜日に持ち越し。
雨の日の名古木の棚田。霧に煙る名古木の里山の風景もいいものです。
はだの魅力づくりフォーラム開催
2022年9月10日(土)午後、国登録有形文化財「五十嵐商店」で、秦野魅力づくりフォーラムを開催しました。
会場の五十嵐商店の倉庫は天井も高く、いい雰囲気です。
<まちづくりレポート>市民が創る秦野のまちの城所真緒さんのテーマは、秦野のまちづくりの資源を探る~大学院生が描く秦野の未来。
秦野市・はだの魅力づくり推進課の上松太一さんは、秦野4駅・にぎわいづくりのコンセプト~秦野市の取り組み。
最後に、NPO法人自然塾丹沢ドン会の可児康一郎さん。丹沢ドン会の棚田の復元・米づくり~つなぐ棚田遺産選定と里山の魅力づくり。
3名のレポートの後は、市民が創る秦野のまち代表の福田省三さんを加えて<フォーラム>秦野の魅力づくり~私はこう考え、行動する。
会場からの質問、フリートークでは、さまざまな市民の想いがつぎつぎと語られました。
一人ひとりの市民が、それぞれの秦野の宝物を再発見して、身近なところから行動する。市民の得意技、行政の得意技を掛けあわせることで初めてまちづくりはスタートできる。まちづくりは継続。このフォーラムで語られたことが、具体的な行動のきっかけになれば幸いです。
と司会進行のあいさつで閉会となりました。
語り足りない参加者は、五十嵐商店2階に移動して、さらに交流を深めました。
日本緑化センター「グリーン・エージ」に「棚田の再生と米づくり」の記事掲載
一般社団法人・日本緑化センター発行の「グリーン・エージ」2022年8・9合併号に丹沢ドン会の米づくり活動のレポートが掲載されました。
特集テーマ①「自然再生のもたらすもの」を構成する1本として原稿依頼がありました。
私のタイトルは「棚田の再生と米づくり~名古木の棚田と生き物たちを未来へ~」。
A4判横組み3ページ半にカラー写真9枚、地図、米づくりの流れ図を挿入しました。内容は以下の通りです。
●丹沢ドン会30年:<DON>と7人の侍、肉体派誕生、丹沢自然塾
●人と生きものたちの多様性:無農薬・有機の米づくり、生きものたち、「棚田の生き物図鑑」
●今と未来の子どもたちへ!:「名古木の棚田と生き物たち絵を未来へ!、「ポスト棚田百選」に名古木の棚田群」が選定、未来へバトン~自然と人びとの循環
「つなぐ棚田遺産」に選定された名古木の棚田では、もうすぐ稲刈りが始まります。
自然の営みに左右されながら、毎年、一からの米づくり。人の手が入ることによって維持されてきた里地・里山の風景。いまある風景と生き物たちを次の世代へ。バトンをつなぎたいものです。
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