静寂の名古木の棚田
平日の名古木の棚田は静寂そのもの。カエル・野鳥の鳴き声と水音だけ。静かさが際立ちます。
この日は午前中から、懸案の北田の草払いと復田か所の畦づくり作業。
黙々と草払い機を使い、途中、腰をのばして水分補給。周りのさとやまの深い緑に包まれて、桃源郷に一人立っている思い。
昼食のおにぎりを食べようとしていると、フォルク・ロリスタのKさんがやって来ました。
名古木のさとやまのフジの花が際立っています。
名古木に通うようになって22年。こんなに花が色濃く、存在感をアピールした年はないように思いました。
「仕事で行った佐野市で見たフジも見事。今年はフジの当たり年なんですかねえ」とKさん。
「自分に種の危険が迫ってくると、生物は自己保存のために異常行動を起こすとか言いますよね」と私。
「来年あたり一斉に枯れたりして」とKさん。
「フジのツルに絡まれた木たちも大変。フジの木によって泣いている木もあるんだよねえ」と私。
さとやまのみどりに囲まれながら、2人で久しぶりの立ちばなし。
その後は、時を忘れ、4時過ぎまでそれぞれの作業に没頭。
「お疲れさま!」
と声を掛けてあって、名古木を後に。
翌日、追っかけるようにコンサートの案内が舞い込みました。
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