編集者日録

読売新聞に西巻一彦さん『紡ぐ』の記事掲載

2016年12月11日(日)の「読売新聞」神奈川版に西巻一彦さん『紡ぐ』の記事が掲載されました。
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さっそく読者の方からのご注文が入り始めました。
署名入りの記事の書き手は、厚木支局の中村良平記者。著者の思いをていねいに大きく取り上げていただきました。
自らの病に悩んだり、介護に携わる多くの人びとに、自らを鼓舞する勇気と家族の姿へのメッセージを伝える本です。ご一読いただいたら幸いです。

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西巻一彦さん『紡ぐ』出版記念の集い開催

2016年11月12日(土)の午後、西巻一彦『紡ぐ』出版記念の集いを東海大学前駅近くの「ミッシェル」にて開催しました。
 
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出版記念の集いの案内文に著者の西巻一彦さんは次のように記しました。

このたび、夢工房より、『紡ぐ』というタイトルの本を出版させていただくこととなりました。

~「紡ぐ」繭や綿から繊維を引き出し、よりをかけ糸を作る~

ここ数年の間に私が遭遇し立ち向かった、たび重なる大病。5年前の8月、悪性リンパ腫(血液がん)の告知と、半年間に及ぶ抗がん剤治療。その後、新たな思いで彫刻制作を再開しましたが、今年5月に突然私を襲った急性心筋梗塞。心肺停止からの生還でした。

「紡ぐ」=数年に及ぶ病との戦い。宙をさまよった私の心と身体、新たに初期化されたような記憶と意識の変化、その中から一筋二筋と言葉を探り当て、より上げた文章。良くも悪くも、ありのままの私の姿です。

ここに、発起人の皆さんのお力添えのもと、ささやかな出版記念の集いを開いていただく運びになりました。皆様方とお会いし、語らいの場となれば幸いです。     西巻 一彦

    *   *

全力で向き合った家族の形、自身の病い。彫刻家西巻一彦さんを支え続けたものは……高い「精神温度」と絶えない作家魂そして家族の絆だったと思う。  多賀 薫(『紡ぐ』腰帯より)

夢工房刊、A5判本文144ページ(カラー8ページ含む)定価:1500円+消費税=1620円。

当日は、90名近い参加者で会場は身動きできないほどに。

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西巻さんのあいさつ。

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配布された「毎日新聞」11月10日付記事。

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集いのオープニングは木下尊惇さんのフォルクローレコンサート。

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最後に記念写真を撮りました。

死の淵から生還した西巻一彦さん。みんなで応援しています。

「ますますの活躍を!」

 

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『街道の村・多古風土記』の著者・柳川明夫さんトークの会

参議院選挙の投票日の午後、小田原くすり楽習館で、『街道の村・多古風土記』(発行:柳川ネイチア 制作:夢工房)の著者・柳川明夫さんのトークの会が開かれました。会場は、小田原駅から徒歩10分、小田原・箱根でオクツ薬局を経営している桜木達夫さんの「桜木サロン」です。
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柳川さんは、生まれ育った故郷・多古の、忘れ去られようとしている風土(地理・歴史・文化)を地域の古老に聞いて掘り起こし、地図や絵図に描かれた多古の歴史を調査・研究してきました。
70代半ばとなった柳川さんは、知り得た多古のあゆみを、地域の方々や子・孫世代に語り継ぐことを自らの役割と思い定め、今回の出版を決意しました。
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地図を広げ、多古村の「条理制」の痕跡を説明する柳川さん。
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柳川さんは、絵図や地図に描かれたさまざまな情報を読み解き、記された地名の意味を探りました。わずかな情報である点と点の間を想像力豊かにイメージして結び、 かつての多古村の人々の暮らしと、バックグラウンドとしての日本のあゆみをと対比しながら描きました。
この日は、本の内容の一部を2時間ほどのトークと質疑で。トークの後には、柳川さんが栽培しているブルーベリ-2種を美味しくいただきました。みずみずしい自然の味と香りが際立ちました。
ブルーベリー農家としての多忙な日常の中で、寸暇を惜しんで調査・研究した成果が1冊の本に。市井の研究者の地域への愛情あふれる本づくり。そのお手伝いをさせていただいたことに感謝です。ますますのご健筆を!

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悪性リンパ腫・心筋梗塞と向き合う彫刻家・西巻一彦さん『紡ぐ』出版に向けて

彫刻家の西巻一彦さんとのお付き合いは、四半世紀に及びます。『ドンドンが怒った』(岡進作、1991年、夢工房刊)の挿絵を描いてもらって以来のことです。

5年前に西巻さんは、悪性リンパ腫の告知を受けました。半年にわたる放射線治療、壮絶な戦いを西巻さんは乗り越えました。

2011年3月の東日本大震災の後には、被災地へのチャリティー制作に取り組むなど、病いの癒えないなか、ふたたび石と向き合う彫刻家としての人生をスタートさせました。

これでもかというように一人の人間に押し寄せる激震。今春、けいれん性の急性心筋梗塞が西巻さんを襲いました。生死の淵をさまよいながら、家族や東海大学病院救急救命センターのスタッフの懸命な治療とケアにより、奇跡の生還を果たした西巻さん。

放射線治療の耐え難い副作用との戦い、再発への怖れ、心停止状態からの蘇生。自らの与えられた命に感謝し、ふたたび石と向き合う西巻一彦さんの魂が編み出す言葉。

タイトルは『紡ぐ』。

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横溢した生命力に感嘆しながらの本づくり。西巻さんと二人でともに苦しみ、楽しんでいます。

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星崎友安さん『シベリア抑留から帰って』出版記念会

6月26日(日)のお昼に小田原お堀端通り「音羽」で開かれた、星崎友安さんの『シベリア抑留から帰って』出版記念会に参加しました。
声をかけていただいてから足掛け2年。星崎さんのご自宅に通うこと10回余り、急がずゆっくりと星崎さんのペースに合わせた本づくりでした。
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折よく、6月21日付の「神静民報」の紙面に紹介記事が掲載されました。
先の戦争で、おおぜいの仲間とともにシベリアに抑留された星崎さんは、筆舌尽くしがたい過酷な体験をしました。しかし、何事にも前向きな思考とチャレンジ精神で苦難を乗り越え、無事に日本へ帰還することができました。
感謝の思いを込めて、半生の写真とともにシベリア抑留体験や、帰国後の暮らし、小田原において自ら手掛けた仕事や日々の「道しるべ」、家族への思いを書き記しました。
星崎さんは、96歳の現在も、長女・翠さん夫妻と暮しながら、デイサービスの施設に通い、大好きな音楽を聴き、イラストの通信教育にチャレンジするなど、健康で意欲的な日々を過ごしています。
ますますのご壮健を!

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「遠い約束」原作者・増田昭一さんと箱根塔之澤・阿弥陀寺へ

TBSドラマ「遠い約束」の原作者・増田昭一さんと箱根湯本の山中にある阿弥陀寺へ「ともちゃん地蔵」のお参りに行きました。山道から境内を彩る3000株のアジサイの花が二人を迎えてくれました。
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「あじさい寺」として有名な阿弥陀寺の境内に、ご縁があって「ともちゃん地蔵」が造立されたのは十数年前のこと。
増田昭一著『満州の星くずと散った子供たちの遺書』(1998年、夢工房刊)に描かれた戦争孤児の「ともちゃん」は、生きて日本に帰ることが叶いませんでした。この物語に感動した千野誠治さんは、「語りつごう、ともちゃんの会」を立ち上げ、絵本『ともちゃんのおへそ』を企画し、さらに「ともちゃん地蔵」を東京六本木を皮切りに、全国各地に賛同者を得て造立しました。
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その一つが箱根塔之澤・阿弥陀寺の「ともちゃん地蔵」です。増田さんは折に触れ、この「ともちゃん地蔵」と対面されてきました。しかし、私が阿弥陀寺を訪れたのは十数年ぶりのことでした。
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連絡も取らずに伺った阿弥陀寺。折よくご住職の水野賢世和尚がおられました。
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増田さんのこれまでの著書5冊と、 TBSドラマ「遠い約束~星になったこどもたち」のDVDをご住職にお贈りしました。
琵琶の名手でもあるご住職、「ぜひ子どもたちの物語を琵琶の曲にしましょう」とお話しいただきました。
「せっかくお出でいただいたのですから、一曲お聞きください」とのお言葉に甘え、二人だけの即席の演奏会となりました。
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高く低い琵琶の調べにのせて水野さんの哀切な歌声が本堂に響きます。目を閉じていると物語が手に取るようにイメージされるのは、名手のなせるわざなのでしょう。
「いま生きている人たちと仲良く語り合える寺」を理想に掲げて50年、アジサイの手植えを始めて40年、水野ご住職の長年の思いは、現在の阿弥陀寺の豊かな佇まいに現われているように思いました。
琵琶の曲に表現された「遠い約束~星になったこどもたち」がどのような姿を現わすのか、楽しみです。

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武勝美著『道祖神ワンダーワールド 2016』の記事が「タウンニュース」に

2016年6月9日付「タウンニュース」秦野版に、武勝美さん著作の本の紹介記事が掲載されました。
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『Katsumi In 道祖神ワンダーワールド 2016』が本のタイトル。B5判144ページ、オールカラー 定価:本体2000円+税 夢工房発行。
 
武さんは、学校・学級・PTA新聞づくりの指導者として有名です。教えを受けた人は数知れず、現在も全国各地から招かれて講演し、長らく新聞教育研究協議会参与を務めておられます。
 
夢工房発刊の武さんの著作は、『新聞づくりは仲間づくり 私の新聞教育の軌跡』『モノローグ50 続職員室だより』『春の朝 朝会の話集』につづく4冊目。
 
「動かなければ出会えない 語らなければ広がらない 聴かなければ深まらない」という旺盛な好奇心と探求心で人びとに出会い、出会った人の心をつかみます。
2005年から始まった武さんの「道祖神の里めぐり」は、60余の市町村、550余りの道祖神とのめぐり合いでした。各地の道祖神たちに出会い、地域の人びとに触れるのは、地域の歴史や民俗を知るまたとない機会でした。道祖神のある風景は、地域の人びとの心のよりどころであることを感じる旅でした。
編集者冥利に尽きる、質量ともに重たい本を世に送り出すお手伝いができました。
ますますのご健筆を!

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雨岳文庫に自由民権の碑「自由は大山の麓より」建立

2016年6月5日(日)は、午前中から伊勢原市上粕屋の雨岳文庫に出かけました。NPO法人雨岳文庫を活用する会の理事会、総会とつづきました。
午後2時からは、自由民権の碑「自由は大山の麓より」の建立・除幕式に参加しました。
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雨降り山の異名を持つ大山、山麓は朝からしと降る雨に濡れていましたが、除幕式直前になって雨は上がり青空も.。大山が雨岳文庫の彼方にその姿を見せました。
 
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会場の中庭には、 自由民権に思いを寄せる研究者や市民、行政関係者など多数の参加者がところ狭しと集いました。
 
この日の案内チラシには次のような紹介文…。
「明治初期、土佐の板垣退助らが国会を開設するよう主張し、国民の自由と権利を求め、立憲政治の実現を目指す自由民権運動がはじまりました。
135年前、相州(現在の神奈川県)は全国の中でも自由民権運動がとくに盛んで、その最初で最大の結社が「湘南社」でした。
この度、「湘南社」リーダー山口佐七郎旧居の敷地に「自由民権の碑」建立の運びとなりました。」
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「自由民権の碑」に立つ山口家ご当主の山口匡一さん(右)と、親戚で大井町町長の間宮恒行さん。
 
自由民権運動に関わった思想家・詩人の北村透谷の没後百年に小田原・高長寺で開かれた「北村透谷没後百年祭」。山口さんとはその時にお会いして以来の間柄です。
また、『かながわ自由民権探索』(正・続 夢工房刊)の著者・大畑哲さんとのかかわりも深く、山口さんと大畑さんの熱意と執念なくしては、「雨岳文庫資料館」の開設は不可能でしたし、NPO法人雨岳文庫を活用する会のその後の展開も考えられませんでした。
 
碑文の「自由は大山の麓より」は、大畑さんが生前、口癖のように話されておられた一節。山口さんのお連れ合いの一言で題字として採用されたとの逸話もこの日、実行委員会の豊さんから報告されました。
除幕式の後は、江戸末に建てられた国登録有形文化財の雨岳文庫母屋で、元専修大学教授の新井勝紘さんの講演「日本国憲法の源流を求めて」がありました。
 
現在の日本社会とも重なり合う「立憲主義」の動きに驚かされます。歴史は常に現在の私たちに連なり、その歴史に何を学ぶのかと問われている思いが深まります。

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「元気に百歳」編集会議と二野宮孝子さんジョイントコンサート

予報では雪になるかもしれないという金曜日、「元気に百歳」№17の第1回編集会議と「初春に歌う ジョイントコンサート」に参加のため、昼近くに秦野を出ました。お天気次第では、夜のコンサートに参加できるかどうかわかりません。
編集会議の会場のある東京・千駄ヶ谷は小雨。3時間ほどで、今年のテーマ、今後のスケジュールを確認し、編集会議は終了しました。雨の中、近くの居酒屋へ。
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10月に開催の『元気に百歳』№17の出版記念会に向けてスタートを切りました。編集委員のみなさん、今年もよろしくお願いいたします。
雨脚は少し増しましたが、雪は降りません。コンサート会場に向かいました。JRで日暮里駅へ。ジョイントコンサートは日暮里サニーホールで行われます。
この日の出演者は、全員、大学で声楽を学んだ方ではありません。暮らしの中でこよなく音楽を愛し、練習を重ねてこられた方たち。ピアノ伴奏と解説を担当した小島好弘さんのお話です。
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出演者の一人、二野宮孝子さんは、長岡高校の同期生。昨年暮れの「米百一俵の会」忘年会でお誘いがありました。2時間半ほど、オペラや日本歌曲を堪能しました。
コンサートの後は、この日参加した同期8名で居酒屋へ。久しぶりに旧交を温め、丹沢山ろくへは終電前に到着。大忙しの冬の一日でした。
 

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師走の街をかける編集者

朝方には霜が降り、すっかり冬の風景になった丹沢山ろくです。
今年もあと2週間ほどの師走のある日、小田原~秦野と午後から夕方にかけて愛車のプリウスで街を走りました。
午後一番で小田原のYさんの所へ。半年ほど前に1度相談を受けていた自費出版の件。原稿がようやく出来上がり、見積りの依頼を受けました。
同じく小田原市内のHさん宅へ。自分史の原稿作りもようやく佳境に。この日はアルバムを見ながら一緒に写真選びとキャプションづくりの作業です。参考のために本を1冊お預かりしました。
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つぎは、印刷のアルファさんに立ち寄り、出来上がっていた校正刷りを受領。その足で著者にお届けし、秦野に帰ったころはすっかり暗くなっていました。
ひと息ついて、今度はバスで秦野駅へ。駅前の喫茶店でまちづくりの会の打ち合わせ。
大忙しの〆は居酒屋でビールでのどを潤し、日本酒でこころを安らげました。

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