編集者日録

エクセル・データ「私の世界史年表ノート」完成報告会

鈴木澄夫・編集

エクセル・データ「私の世界史年表ノート」

完成報告会のご案内

 

長岡高校の昭和43年卒同期の鈴木澄夫さんが19年かけて取り組んだ「私の世界史年表ノート」がようやく完成しました。収録ファイルはエクセルで、年表の全レコード数(延べ項目数)は83,070です。あくまでデータベースでの利用を考えて、デジタルならではの「検索BOX」が組み込まれているので、驚くほど検索が容易で、かつ網羅的に一瞬のうちに「検索」できる優れものです。紙に直したらどれくらいのページになるのか、本人もわかっていませんが、概算でA48000ページほどのボリュームです。

鈴木さんは、53歳まで建築事務所に勤めていた1級建築士。新幹線の駅舎などの設計に携わっている際に、顧客との深い交流の中で、自分が「あまりにも日本や世界の歴史、とりわけ明治維新以降の日本の国のたどってきた戦争の歴史と事象を知らなすぎる」という恥ずかしい思いが一念発起の動機だと言います。普通、「知らなさすぎる」で終わってしまうところを、越後人の粘り腰でしょうか。50歳から取り組み、会社を辞めて、300冊余りの世界史の本を渉猟・読破して19年の歳月を費やして、昨秋、「世界史年表」は完成しました。「私の…ノート」と題したのは、ささやかな個人の取り組みであり、不十分な内容はこれからも推敲しなければという思いがあるからです。

我らが同期の永年の取り組みの成果を、下記の完成報告会でPC操作をご覧いただきながら体験したいものです。そして、一人でも多くの方々に世界の歴史、とりわけ近代以降の日本の歩みを「デジタル年表」で手軽に学び、これからの日本と世界がどこに向かうのかを考える契機にしていただければ幸いです。

ふるって参加くださいますよう、ご案内いたします。

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「私の世界史年表ノート」完成報告会世話人 片桐務 

 

開催日時2018222日(木)

 

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冠雪の大山と雨岳文庫の梅のつぼみ

南岸低気圧がもたらした雪が、昨夜から首都圏の交通を混乱させています。わずか(?)21センチの降雪が、大都市・東京のウイークポイントとなります。こんな時は自宅勤務の我が身のありがたさが身に沁みます。
 
一夜明けると、草津温泉・白根山の噴火が報じられ、けが人が10数人。そしてとうとう死者が出たとのこと。自然の厳しさと人の命のはかなさ。安らかなれと祈るばかり。
 
昨日の低気圧は、丹沢山麓はもとより、表丹沢と連なる大山にも雪を運んで来ました。現在進行中の本の装丁用に、冠雪の大山と雨岳文庫の写真を撮りに伊勢原に向かいました。ご当主の山口匡一さんに声をかけ、脚立をお借りして資料館の屋根に上りました。
 
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撮影のポイントにより、大山がいつもとは違ったフレームに入ります。雨降り山の別名を持つ大山の大きさ、なだらかな白い稜線がたおやかに映し出されました。
 
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雨岳文庫の広い梅林のところどころに、春を待つ梅のつぼみがふくらみ始めていました。
 
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冬本番のさ中、小枝の先に梅の花一輪。季節は否応なしにめぐります。
 

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本づくりを楽しむ

陽は射してはいるものの丹沢おろしが寒い午後、伊勢原に車を走らせました。
 
まずは、彫刻家の西巻一彦さん宅へ。山田吉郎さんの著作『丹沢山麓・童話集 2 なべわり山のふうたろう』の表紙絵を依頼したところ快諾していただき、早速校正刷りを持参しました。
「この冬一番の寒さ。部屋の中でやれる仕事はありがたいですよ」と笑顔で迎えてくれます。
2017年の暮れに、出雲大社の鳥居の傍に2018年の干支「戌」の彫刻を設置したばかりの西巻さん。大病をものともせず石に向かい続ける姿は、生命力に満ち満ちています。そのエネルギーは、周りの多くの人たちを勇気づけてくれます。表紙絵・挿絵の出来上がりが楽しみです。
 
帰途は、大山背にした雨岳文庫・山口家へ。
 
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十一代ご当主の山口匡一さんのもとへ『戦前・戦中の農業改革と山口左右平』の初校ゲラをお届けしました。国登録有形文化財の母屋でお茶をいただきながら、ひとしきり話し込んでしまいました。
山口家十代左右平は明治37年生まれ。父九代佐一が昭和11年に逝去したため若くして家督をつぎました。
左右平は、満洲開拓協力協議会・産業組合中央会を経て、帝国議会の衆議院議員を務め、激動の時代に向き合いつつ、一貫して戦前・戦中の農業改革に足跡を残し、戦後44歳の若さで逝去。山口左右の生涯とその時代背景を、津田政行さんと山口匡一さんが書き記しました。
いずれの本も3月末には刊行の予定。無から有を生む「本づくり「」の醍醐味を味わっています。

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名古木の棚田の草払いと虹彩

NPO法人自然塾丹沢ドン会の名古木の復元棚田。青々とした稲がグングン伸びています。
 
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畦や土手の草たちも負けてはいません。そこで平日、曇り空で時々小雨が降る中、ドン会のメンバー3人で、吹き出す汗をものともせずに草払い。
 
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きれいになりました。
 
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この日の名古木の復元棚田。緑濃く、遠くの山に霧がたなびき、桃源郷の趣。
4時過ぎに家に戻り、急ぎの初校ゲラを受け取りに小田原へ。その帰途、虹彩に出会いました。
 
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一山越えると、相模湾を背に虹彩が再び現れました。
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自然の織りなす霧と虹彩、うれしい1日。

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梅雨の晴れ間、ムクゲの花に陽の光さす

九州地方の豪雨による被害が甚大です。これ以上被害が広がらないことを祈るのみ。
 
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ムクゲの花びらに太陽の光がさし、ほのかなぬくもり。
 
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梅雨の晴れ間、緑の樹々たちは太陽の光を浴びて輝き、人間たちは洗濯に余念がありません。仕事で小田原へ向かう途中、雲の間から太陽の光が放射状に降り注ぎました。

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石井啓文さん著『北條五代を支えた女性たち』発刊

梅雨前線が日本列島をおおい、各地で大雨とのニュースが流れています。雨の中、小田原の石井啓文さんのご自宅へ。
『北條五代を支えた女性たち~小田原北條氏は平和外交を目指したのか~』の発刊です。
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腰帯には以下の内容を記しました。
 
小田原北條氏 関八州統治の真実! 
初代宗瑞・二代氏綱・三代氏康・四代氏政・五代氏直、北條五代の治世を女性の視点から解き明かす。
戦国大名の弱肉強食とは一線を画す縁組・平和外交の実態と悲劇。数少ない女性史料を求め全国を渉猟する著者渾身の「郷土史再発見!」
 
・著者 石井啓文
・A5判421ページ(口絵カラー7ページ含む)、並み製本・カバー装 
・定価:本体2500円+税
・夢工房 刊
・2017年7月1日 発行
本の構成は以下のとおり。
序章:早雲庵宗瑞出自考と北條五代の縁組
第1章:初代宗瑞と二代氏綱による京都との縁組
第2章:二代氏綱の足利・吉良両家と武蔵太田家との縁組
第3章:三代氏康の妻子と平和外交の悲劇
第4章:四代氏政・五代氏直の縁組と小田原落城物語
第5章:落城後の北條一族と北條氏直の墓
終章:足利学校の支援と北條五代の人となり
 
この本を題材に、小田原の社会人大学で石井啓文さんの講演が明日あります。参加者からどんな反応が出るか、著者ともども楽しみにしています。

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読売新聞に西巻一彦さん『紡ぐ』の記事掲載

2016年12月11日(日)の「読売新聞」神奈川版に西巻一彦さん『紡ぐ』の記事が掲載されました。
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さっそく読者の方からのご注文が入り始めました。
署名入りの記事の書き手は、厚木支局の中村良平記者。著者の思いをていねいに大きく取り上げていただきました。
自らの病に悩んだり、介護に携わる多くの人びとに、自らを鼓舞する勇気と家族の姿へのメッセージを伝える本です。ご一読いただいたら幸いです。

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西巻一彦さん『紡ぐ』出版記念の集い開催

2016年11月12日(土)の午後、西巻一彦『紡ぐ』出版記念の集いを東海大学前駅近くの「ミッシェル」にて開催しました。
 
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出版記念の集いの案内文に著者の西巻一彦さんは次のように記しました。

このたび、夢工房より、『紡ぐ』というタイトルの本を出版させていただくこととなりました。

~「紡ぐ」繭や綿から繊維を引き出し、よりをかけ糸を作る~

ここ数年の間に私が遭遇し立ち向かった、たび重なる大病。5年前の8月、悪性リンパ腫(血液がん)の告知と、半年間に及ぶ抗がん剤治療。その後、新たな思いで彫刻制作を再開しましたが、今年5月に突然私を襲った急性心筋梗塞。心肺停止からの生還でした。

「紡ぐ」=数年に及ぶ病との戦い。宙をさまよった私の心と身体、新たに初期化されたような記憶と意識の変化、その中から一筋二筋と言葉を探り当て、より上げた文章。良くも悪くも、ありのままの私の姿です。

ここに、発起人の皆さんのお力添えのもと、ささやかな出版記念の集いを開いていただく運びになりました。皆様方とお会いし、語らいの場となれば幸いです。     西巻 一彦

    *   *

全力で向き合った家族の形、自身の病い。彫刻家西巻一彦さんを支え続けたものは……高い「精神温度」と絶えない作家魂そして家族の絆だったと思う。  多賀 薫(『紡ぐ』腰帯より)

夢工房刊、A5判本文144ページ(カラー8ページ含む)定価:1500円+消費税=1620円。

当日は、90名近い参加者で会場は身動きできないほどに。

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西巻さんのあいさつ。

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配布された「毎日新聞」11月10日付記事。

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集いのオープニングは木下尊惇さんのフォルクローレコンサート。

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最後に記念写真を撮りました。

死の淵から生還した西巻一彦さん。みんなで応援しています。

「ますますの活躍を!」

 

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『街道の村・多古風土記』の著者・柳川明夫さんトークの会

参議院選挙の投票日の午後、小田原くすり楽習館で、『街道の村・多古風土記』(発行:柳川ネイチア 制作:夢工房)の著者・柳川明夫さんのトークの会が開かれました。会場は、小田原駅から徒歩10分、小田原・箱根でオクツ薬局を経営している桜木達夫さんの「桜木サロン」です。
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柳川さんは、生まれ育った故郷・多古の、忘れ去られようとしている風土(地理・歴史・文化)を地域の古老に聞いて掘り起こし、地図や絵図に描かれた多古の歴史を調査・研究してきました。
70代半ばとなった柳川さんは、知り得た多古のあゆみを、地域の方々や子・孫世代に語り継ぐことを自らの役割と思い定め、今回の出版を決意しました。
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地図を広げ、多古村の「条理制」の痕跡を説明する柳川さん。
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柳川さんは、絵図や地図に描かれたさまざまな情報を読み解き、記された地名の意味を探りました。わずかな情報である点と点の間を想像力豊かにイメージして結び、 かつての多古村の人々の暮らしと、バックグラウンドとしての日本のあゆみをと対比しながら描きました。
この日は、本の内容の一部を2時間ほどのトークと質疑で。トークの後には、柳川さんが栽培しているブルーベリ-2種を美味しくいただきました。みずみずしい自然の味と香りが際立ちました。
ブルーベリー農家としての多忙な日常の中で、寸暇を惜しんで調査・研究した成果が1冊の本に。市井の研究者の地域への愛情あふれる本づくり。そのお手伝いをさせていただいたことに感謝です。ますますのご健筆を!

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悪性リンパ腫・心筋梗塞と向き合う彫刻家・西巻一彦さん『紡ぐ』出版に向けて

彫刻家の西巻一彦さんとのお付き合いは、四半世紀に及びます。『ドンドンが怒った』(岡進作、1991年、夢工房刊)の挿絵を描いてもらって以来のことです。

5年前に西巻さんは、悪性リンパ腫の告知を受けました。半年にわたる放射線治療、壮絶な戦いを西巻さんは乗り越えました。

2011年3月の東日本大震災の後には、被災地へのチャリティー制作に取り組むなど、病いの癒えないなか、ふたたび石と向き合う彫刻家としての人生をスタートさせました。

これでもかというように一人の人間に押し寄せる激震。今春、けいれん性の急性心筋梗塞が西巻さんを襲いました。生死の淵をさまよいながら、家族や東海大学病院救急救命センターのスタッフの懸命な治療とケアにより、奇跡の生還を果たした西巻さん。

放射線治療の耐え難い副作用との戦い、再発への怖れ、心停止状態からの蘇生。自らの与えられた命に感謝し、ふたたび石と向き合う西巻一彦さんの魂が編み出す言葉。

タイトルは『紡ぐ』。

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横溢した生命力に感嘆しながらの本づくり。西巻さんと二人でともに苦しみ、楽しんでいます。

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