市民・NPO活動

神奈川県自然保護協会理事会に出席

日の暮れるのが早くなりました。12月8日(火)の夕方、最寄のバス停でバスを待つころには、行き交う車のヘッドライトが点り、西の空に陽は傾いていました。

横浜駅西口近くの「神奈川県民センター」において神奈川県自然保護協会の理事会・運営委員会が開かれ、3か月ぶりに出席することができました。会は始まったばかりで、本題に入る前の「情報提供」の懇談の最中。

最近、参加者が感銘を受けた書籍が紹介され、回覧されていました。

☆森 稔著『ヒルズ 挑戦する都市』(朝日新書)@820

☆山田 健著『ゴチソウ山』(角川春樹事務所)@1600

☆エコミュージアム金目まるごと博物館自然景観部会『金目の自然・景観ガイドブック』@500

3冊3様。ビルの屋上に田んぼを作り、米づくり。小説の形を取りながら里山の環境問題をやさしく物語る。カラー写真で金目の自然と景観の宝物を紹介。

また、理事の一人は、この日訪れた千葉県流山市にあるとある城跡が荒廃し、里山になっていることを報告しました。

本題に入って、さまざまな報告と検討テーマがありました。

11月29日に厚木市で開催された、県自然保護協会主催の「野生動植物保全フォーラム」では、千葉県の生物多様性に対ついての先進的な取り組みが注目。神奈川県における課題が話されました。

2010年2月19日(金)には、県自然保護協会主催の公開勉強会「ブナ林再生への道のり―ブナハバチとブナ林―」が横浜市開港記念館で開かれます。当日の講演内容や役割分担が話し合われました。

2月24日(水)には、地形地質観察会が開かれます。「丹沢が約400万年前に本州に衝突した証拠を見よう!」と、当会の松島理事が宮ケ瀬周辺を案内します。

神奈川県自然保護協会のHPがリニューアルしました。手がけていただいたのは、本会会員の娘さん。ITに尻込みする団塊おじさんは頭が上がりません。

「すっきりとしたレイアウトで、見やすく編集されています」と、私は出掛けに少し覗いてみたHPの感想を話しました。

神奈川県自然保護協会の公式ブログ「自然生生」の管理人は「泰彰君」。速報性のあるHPとブログで、神奈川の自然環境や自然保護運動に関する情報が、やわらか頭脳で発信されることと楽しみです。

青砥副理事長からは、しばらく発刊されていなかった『神奈川の自然』について、再度、編集協力の要請がありました。青砥さんと、もう一人の田中編集委員ともども、来年の発刊を目指してアイディアを持ち寄ることになりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

札掛・森の家で「丹沢自然保護協会」総会

ここのところ総会ラッシュです。4月26日〈日〉午後は、NPO法人丹沢自然保護協会の総会が丹沢札掛の森の家で開催されました。当初、協会が手配した秦野駅発のバスで会場まで行く予定にしていましたが、野暮用が重なってやむなく自家用車で出かけました。

前日の嵐が嘘のようにからりと晴れ渡り、新緑の丹沢の緑がまぶしい。

Dscn3199

途中、菜の花台の駐車場から下界を眺めました。秦野盆地の向こうに相模湾が見えます。

Dscn3202

視線を右に振ると真鶴半島から箱根連山が横たわっています。

Dscn3203

秦野盆地の中心街です。17万市民の暮らしは、丹沢の緑の水に浮かぶ小島のようです。

札掛・森の家には、15時少し前に到着。玄関先では、中村道也理事長と大沢副理事長が立ち話をしていました。ハイブリット車「プリウス」から降りた私に、中村さんが話しかけました。

「片桐さん、いつからプリウス?」

「もう7年。リースですよ」

「いま買い時だね。ハイブリット車の優遇で40万円補助が出るんだって・・・」 

久しぶりの丹沢、中村さんとお会いするのも半年ぶり。あいさつ抜きで話ができるのも中村さんのお人柄です。

定刻に始まった総会は、青砥副理事長が議長をつとめ、事務局の山形さんが事業報告・決算報告、新年度の事業計画案、予算案を説明。役員改選は一人、自己都合で理事を辞退された方がありましたが、その他は理事全員留任となり、現体制で次の2年間、協会を運営することになりました。

「丹沢の自然保護策について、行政の方針が決まる前に協会は政策提言を行い、具体的施策に反映させたい」山形理事が提案したNPO法人丹沢自然保護協会の基本的な活動方針です。そのためには、さまざまなノウハウの蓄積と人的ネットワークが大切になります。

帰りのバスに乗り遅れたご婦人を一人、私の車に乗せて出発。先行したバスにヤビツ峠で追いつき、無事に乗り換えることが・・・、というハプニングはありましたが、総会は滞りなく終了しました。

帰り道、菜の花台の手前で今度は雪煙を上げる富士山が目の前に現われました。

Dscn3211

太陽はまだまだ天上にありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ローターアクトクラブの若者たち、「丹沢自然塾」入塾へ

3月21日〈土〉の夕方、秦野駅改札口で若者2人と丹沢ドン会理事長の工藤さん、私の4人で待ち合わせ、近くの喫茶店で話し合いをしました。仲間たちが、丹沢ドン会が開催する「丹沢自然塾」に入りたいというのです。

2人は、「相模原ローターアクトクラブ」地区代表の野村さんとメンバーで秦野市在住の相原さんです。

2月14日に寒川町で開催された「湘南地区県民討論交流集会」の今年のテーマは「環境  山から、川から、地域から」で、私の講演「丹沢の今と私たちの暮らし―循環する自然をむすぶ地域の担い手は?」を聞いた相原さんから連絡を受けて、お2人とは2月26日に私の自宅でお会いしています。この日は、それぞれの会を代表しての話し合いの場となりました。

「ローターアクトクラブ」と言っても私にはなじみがありませんでした。前回の顔合わせの際にいただいた資料には次のように書いてあります。

「ローターアクトクラブとは国際ロータリーが創立したもので、ロータリークラブにより提唱された18歳から30歳までの青年男女の集まりです。その目的は青年男女にロータリー精神を習得させロータリー活動をしてもらい、その修練を通じて将来の地域社会の指導者を育成しようとするものです」

「*ローターアクト=ロータリーとアクションを結合した造語で「行動するロータリー」と言う意味があります」

さて、それでは「ロータリー」とは何ぞや、と言うことになるのですが、それはちょっと横に置きます。

要は、頭でっかちになりがちなローターアクトの活動を少し変えたい。実際に丹沢山ろくで開催する「丹沢自然塾」の活動に参加し、自らの身体を動かしながら、自然環境や地域の暮らしの環境、さらには地球環境のさまざまな問題を考えるきっかけにしたい、というのです。

丹沢ドン会の活動の目的の一つは、私たちの世代から次の世代へ、伝統的な農村景観を伝え、引き継ぐことにあります。これまでの参加者は、シニア世代、壮年世代、子育て世代と幅はあったのですが、若者世代の参加は限られていました。

お互いの活動にとってプラスになる、ウイン・ウインの関係が成り立ちそうです。相模原ローターアクトクラブは、50名余りのメンバーに参加者を募り、「2009年 丹沢自然塾」に団体で参加することになりました。

「丹沢自然j塾」は4月11日〈土〉が開講。さっそく復元棚田の田んぼの畦塗りなどのカリキュラムが組まれています。若者のエネルギーで大地を耕し、忘れていた豊かな感性を取り戻し、次の世代につなげるバトンをしっかりと手にしてほしいと思います。

4月19日〈日〉に開催される相模原ローターアクトクラブの総会に出席することになりました。そこで、寒川町で使ったパワーポイントを短く再編集してレポートします。団塊世代のメッセージを伝える機会にしたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『北鎌倉の神々』増刷担当のモリモト印刷・加治さん夢工房へ

3月18日(水)は、大忙し。午前中は、『ガイドブックに載らない北鎌倉の神々』の増刷を引き受けていただいたモリモト印刷の営業ウーマン・加治さんが夢工房に来てくれました。秦野駅南口に愛車のプリウスでお迎えに行きました。

Dscn1870

モリモト印刷さんとは初めての仕事です。加治さんに簡易校正紙を持参いただきました。2か所の訂正の確認と、折り丁の通しを見ました。

営業マンは25人、そのうち女性は5人だそうです。加治さんは中堅として、いま油が乗っている時期なのでしょう、話しぶりも堂々としたもの。モリモト印刷の所在地は、かつて私が出版社勤めをしていたところのすぐ近くでした。思わず20年前のサラリーマン時代の風景がよみがえってきました。増刷は、3月末には納品の予定です。

その日の午後は、東海大学で第2回「丹沢湘南 観光交流フォーラム」が開かれました。「旧梅原家洋館再建の会」会長の紫藤邦子さんとご一緒しました。大根地区自治会長の原秀夫さんとも会場でお会いしました。

Dscn1888 

基調講演、小田原市、秦野市の景観まちづくりのレポートがありました。秦野市からは、都市づくり課の古屋課長が、市民と行政の協働による景観まちづくりの歩みと、これからの市民会議の果たすべき役割について話されました。

2010年4月に観光学部を開設するために、さまざまな準備をしている東海大学。今回のフォーラムの主催者である東海大学文学部アメリカ文明学科の松木亮三教授とも名刺交換し、改めてじっくりとお話させていただくことになりました。

市民、大学、行政が手を結び、ネットワークを広げ、協働することで、新しい地域創造の芽が生まれることを願っています。

この後、電車で小田原へ。「夜の会フォーラム」へ参加した、という大忙しの1日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鎌倉団塊プロジェクト「地域を語り、青春を歌う」に参加

3月7日午後、「地域を語り、青春を歌う」という「団塊世代の地域デビューへのお誘い 第12弾」の集いに参加しました。鎌倉団塊プロジェクト実行委員会主催のこのイベントは、鎌倉駅から徒歩5分ほどのコミュニティースペース「ジャックと豆の木」で開催されました。

「鎌倉団塊プロジェクト」は、鎌倉市と鎌倉市民が協働して、団塊世代をはじめとしたシニアの地域参加・地域デビューを実現するためのさまざまな試みをやってきました。ユニークなその取り組みは、全国に先駆けたものとして多数の視察を受けているといいます。

行政の担当者の頭の軟らかさ、鎌倉市民の企画力と熱意が、このプロジェクトを支えてきたのでしょう。

Dscn1525

一昨年、神奈川新聞のコラム「団塊探偵団」に10か月間、地域でユニークな活動を展開している団塊世代を紹介した3人の市民編集長・野口稔さん、木谷正道さん、片桐務が、第1部「団塊フロントランナーと地域」で顔を合わせました。

Dscn1536

野口さんは「地域、そしてふるさとへの想い」。

Dscn1539

木谷さんは「風になる」。

私は「地域を耕し、人と人を編む」と題して、それぞれが、いま地域で取り組んでいる市民活動を語りました。

第2部は「世代間交流コンサートと懇談」。菱田啓子〈ピアノ〉・菱田博俊〈クラリネット〉さんご夫妻によるコンサートです。

Dscn1550

会場のみなさんと一緒に青春時代の歌を合唱したり、お二人の軽妙なやり取りに会場は笑いに包まれました。

その後の懇談に供された食べ物は、前夜に実行委員会のメンバーが手作りしたものです。鎌倉男の料理教室講師の蓼沼誠一さんの指導で、モチモチ食感のギョウザ、コイワシのマリネ、サラダがテーブルをにぎわしました。

Dscn1560

Dscn1558

Dscn1559

この日の参加者は39名。3年間に12回開催されたイベントの中で最高の人数だったといいます。これまでの成果、反省を踏まえ、新年度からは新たな取り組みを企画したいとの参加者の想いが伝わってきました。

この日もさまざまな人とお会いしました。写真家の関戸勇さんは最近、岩波書店から「写真集 鎌倉の森 台峯」を出されたばかりです。

Dscn1569

盧佳世さんは2ndアルバム「海渡り」が間もなく発売です。

Dscn1562

北鎌倉湧水ネットワーク「北鎌倉おとな探偵団プロジェクト」の「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」は、増刷中です。

Dscn1566

「人との出会いが何よりの宝物」と実感した鎌倉の1日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

環境省主催「里なび全体セミナー」に参加

2月20日〈金〉、地下鉄千代田線「表参道駅」近くの南青山会館で開催された、環境省主催の里なび全体セミナー「里地里山の保全再生と活用~持続可能な未来のために~」に参加しました。

電車が少し遅れたこともあって10時少し回って会場に到着しました。受付では、秦野で何回かお会いしている「里地ネットワーク」の女性スタッフが私のことを覚えていてくれました。「事前申し込みはしていないんですが・・・」と言うと、「大丈夫です。お名前をお書きしておきます」と会場に案内してくれました。

「あん・まくどなるど」さんの講演はすでに始まっていました。「国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット所長のあんさんの話は、20年にわたる日本全国各地の実地踏査に基づく地に足のついたものでした。

あんさんのキーワードは、「つなぐ」。里山から海辺の里までの自然を「つなぐ」、市民・研究者・メディア・行政・企業の人を「つなぐ」ことの大切さを訴えていました。里地里山の保全モデルと地球環境問題の深い関連についても指摘していました。

Dscn0757 

あんさんの「つなぐ」は、私が地域で実践している、「地域と人、人と人」を「編む」にも通じるものがあり、納得でした。

この日のメニューは盛りだくさんで、旧知の里地ネットワーク事務局長の竹田純一さんの「里なび中間報告、里地里山の課題、活動、方向性」、東京農業大学地域環境科学部教授の宮林茂幸さんの特別講演「里地里山の活用に向けたマネジメント」がありました。

Dscn0760

講演のあと、少しお話させていただきました。18日には、同じ東京農大の中村先生がジオラマの贈呈に秦野市立東小学校にお出でになり、お会いしています。丹沢山ろくで棚田の復元活動をやっていると話すと、「そう言えば、中村先生のところで自然調査をやっていたね」と、なにやら話が繋がりました。宮林先生は、中村先生と昵懇の仲だそうです。不思議なご縁もあるものです。

さらに午後からは各論セミナーがありました。北海道の「NPO法人ねおす」理事長の高木晴光さんの「地域住民とつくるエコツーリズム」は、地域で持続的に地域資源を活用して経済のしくみをつくるヒントがありました。

Dscn0761

「NPO法人田んぼ」理事長の岩渕成紀さんの「ラムサール条約決議”湿地システムとしての水田の生物多様性の向上”を地域でどう生かすか」は、水田の持つ多様な意味が、地球環境問題の世界の動きとリンクしている様を実感させてくれました。

Dscn0763

もう一つの各論・高木佳孝さんの「草地の生物多様性と農家・市民協働による活用」は、残念ながら時間切れで聞くことができませんでした。

秦野駅を降りると丹沢の峰々は雨上がりの靄がかかっていました。

Dscn0764 

手前のカヤトは秦野駅近くの荒井用水の湿地です。住宅開発がすぐ近くまで押し寄せているこの湿地。今日のセミナーでも盛んに議論されていましたが、身近な水辺や湿地が大切なんですね。

この日(21日)午後は、「秦野の鹿鳴館―旧梅原家洋館再建の会」設立総会です。その準備がひと段落した合間にブログの更新となりました。総会の模様は改めてレポートします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

湘南地域県民討論交流集会「環境・山から、川から、地域から」開催

2月14日〈土〉午後、寒川町民センターで「みんなで語りあおう私たちの湘南〈環境 山から 川から 地域から〉」と題した湘南地域県民討論交流集会が開催されました。

当日のプログラムには、この集会の意義が次のように紹介されています。

「私たちが住む湘南地域は、山・川・海などの表情豊かな自然に恵まれています。一方で森林の荒廃や緑の減少が進行し、また、ゴミの不法投棄などにより山・川・海の環境が悪化し、加えて私たちを取り巻く地球環境も温暖化が進んでいます。

湘南地域には市町域を越え、川をとおしてのウォーキングマップ作り、手づくりのあじさい植栽など地域ぐるみでボランティア活動を行い、自然環境の保全につとめている団体もあります。

この県民討論交流集会では、身近な自然を守るために私たち一人ひとりが、何をしなければならないのかを考える機会とします」

ここでいう湘南地域には、平塚・藤沢・茅ヶ崎・秦野・伊勢原・寒川・大磯・二宮の市町が含まれています。地域で実践活動をしている人の話を聞きたいという実行委員会の要請で、私は「丹沢の今と私たちの暮らし―循環する自然をむすぶ地域の担い手は?」と題して1時間、パワーポイントを使いながら話しました。

意見発表では、「寒川エコネット」自然環境部会長の宮向井勝さん、桂川・相模川流域協議会「湘南地域協議会」代表の峯谷一好さんのお2人が、地域での実践活動をレポートしてくれました。

Dscn0466

休憩を挟んで、会場討論のコーディネーターを私がつとめました。会場の300名ほどの参加者からは、活動団体と行政との関わり方、活動を持続するための仕掛け作り、団塊世代などのシニアの力をどのように地域に生かしたらよいかなど、日ごろのボランテア活動の課題や工夫について、先のお2人のレーポーターとの間で質疑が交わされました。

当日は、手話通訳とともに、同時反訳が、舞台左手の画面に表示されました。

Dscn0465

それぞれの地域では、固有の課題にボランティア団体が問題解決のために取り組んでいます。また、川の流域では、市町などの行政区域を越えた市民の連携とネッワークが共通のテーマに汗を流しています。

丹沢の奥山から、山地の植林地、山ろくの里地・里山を経て、街を川が貫き、海へと注ぎ、生命の水と緑が循環しています。その一部が途切れているとすれば、得意技を生かした人びとが、それぞれの地域で循環をむすぶ必要がありそうです。

この日の討論交流集会が一つのきっかけになれば幸いです。

丹沢ドン会のドンは、”Do for Nature”からきています。

一人ひとりが、それぞれの一歩を地域で踏み出すことの大切さを伝え、子どもたちに豊かな自然と生活環境を引き継ぎたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「水源環境保全・再生かながわフォーラム」開催

2月11日〈水・祝〉は、午前中から相模原市のJR橋本駅近くの「杜のホールはしもと」に出かけました。第6回「水源環境保全・再生かながわ県民フォーラム」が、「水源地・森林再生の第2ステージに向けて」というテーマを掲げて開催されました。私は、3つの分科会を受けた最後の全体会の3人のパネリストの1人として参加しました。

午前中のフォーラムでは、松沢成文神奈川県知事、横内正明山梨県知事、加山俊夫相模原市長の挨拶と、「水源環境保全・再生かながわ県民会議」座長の金澤史男・横浜国立大学教授の基調講演がありました。

昼食をはさんで3つの分科会が開かれました。私は、第2分科会「森林・水源環境保全・再生におけるNPOの役割を考える」に参加しました。会場は、用意した椅子が足りず、立ち見が出るほどの参加者で、NPOなどの活動に対する関心のほどがうかがえました。

Dscn0419

15時45分からは全体会です。まず、3つの分科会の主要な論点についてそれぞれのコーディネーターから報告がありました。

それを受けて、東北大学大学院生命科学研究科の中静透教授、京都大学大学院経済学研究科の諸富徹准教授、地元のNPOの立場から私がパネリストとして参加しました。金澤県民会議座長のコーディネートの元にパネルディスカッションは、会場からの質問も交え1時間に及びました。

全国の先進事例や、最新の研究者の知見、NPOなどの地域における保全・再生活動などの実践により、神奈川における「水源地・森林再生の第2ステージに向けた」スタートを切ることが出来たのではないでしょうか。

フォーラム終了後、金澤教授からは、この日の参加者が360名余りと報告がありました。目標達成の鍵は、確かなデータの集積と分析、長期的な神奈川ならではの施策の立案と実施、私たち県民一人ひとりの自然環境の保全・再生への理解と実践にかかっているのでしょう。

当日のプログラムで私のプロフィールを見た中静さんから「同郷ですよ」と声がかかりました。ひょんなところで、ふるさと・長岡の香りを感じたこともこの日の喜びでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「パートナーシップ条例」検討部会に見るプロの行政職員とは?

2月5日〈木〉午後、横浜駅西口近くの県民活動サポートセンターに出かけました。「NPO等と神奈川県との協働推進会議」の中の「県民パートナーシップ条例(仮称)検討部会」のメンバーとしての参加です。

昨年10月以降、県内8か所において「協働型社会・神奈川の実現に向けて」と題した県民フォーラムが開催されました。小田原会場(11月17日)で私はフォーラムのコーディネーターをつとめました。

この日は、県民フォーラムの実施結果の報告と、「条例素案」づくりに向けた論点の整理、今後のとるべき方向を議論しました。さまざまな県民の意見を集約し、条例検討部会の議論のための基礎データを整えることは、如何に仕事とはいえ、限られた時間の中では困難をともなうだろうと思います。

事務局担当である神奈川県県民部NPO協働推進課の職員は、それこそプロの行政マン・ウーマンとしての熱意と理論構築で、先進的な条例づくりに知恵を出しています。私たちNPOや企業などのメンバーも、一人ひとりの県民目線で、これからの神奈川のあるべき姿を描きながら参画しています。今回の条例づくりそのものに、県民と行政とのパートナーシップが問われているのです。

「パートナーシップ条例」づくりは、これからの神奈川の地域を創造的につくり出す手法としての、「協働型社会・神奈川」を目指した県民・企業・県との新しい関係性、それぞれの責務を盛り込むものです。この条例には、「協働型社会」に向けた県民へのメッセージを「前文」として是非とも入れたいと、検討部会のメンバーは議論を重ねてきました。

事務局は、法制担当との協議の中で、条文化に際して、さまざまな課題を突きつけられました。これまでの検討部会の議論を踏まえ、紆余曲折を経て、この日、「前文」を入れるための前提条件が初めて方向性として示されたのです。条例検討部会のエポックメーキングの日ともなりました。

この日の朝日新聞「天声人語」に「『ミスター環境』と呼ぶに相応しい官僚がいた」として、旧厚生省の初代公害課長を勤め、産業界や当時の通産省と渡り合った橋本道夫さんの記事がありました。「公務員は身分や給料を保障され、責任や権限を与えられる。冒頭の橋本さんは、その背景を『やれば何か批判攻撃を受けるようないやなことでも、やるべきときにはやるため』と自著に書いている」。プロの官僚の心意気を感じました。

実はこの日は、事務局から「前文を入れるための方向性」が示されなければ、私は、この新聞記事を引用しながら「プロの行政職員」とは何でしょうかと、問いかけるつもりでいました。プロとしての「矜持」を辛くも保った県職員の仕事・奮闘に、この言葉を私は飲み込みました。

この日の議論の中には、他の課題の条例づくりに加わった検討部会のメンバーの苦い経験も話されました。形だけの県民参加ではない、真に協働のためのパートナーシップ条例づくりには、私たち県民はもちろん、関わる県の職員にもプロの行政職員としての真価が問われるということでしょう。

「パートナーシップ条例」の成案を得るまでには、まだまだ越えなければいけないハードルがたくさんありそうです。心して議論を尽くしたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

1992~3年ころの丹沢山行の写真に出会う!

2月14日〈土〉、寒川町で開催される、平成20年度湘南地域県民討論集会「みんなで語りあおう私たちの湘南〈環境 山から 川から 地域から〉」で講演することになり、その準備の真っ最中です。

パワーポイントで「丹沢の自然の今」を紹介するために古い写真の入った箱をひっくり返しました。未整理の写真の山は、10数年前の仕事関係や家族の写真などです。中に16歳で4年前に亡くなった家族同然の愛犬「チャロ」の元気な写真も出てきました。しばし手を止めて見入り、パワーポイントの準備は端に追いやられました。

丹沢の登山道の補修用の砂利を運びあげることを目的にした「ボッカ駅伝」に、ドン会のメンバー、新聞記者の仲間たちと参加したことがあります。都合3回の参加のうち、私は2回、選手として出場しましたが、「もう、息も絶え絶え、死ぬか」と思ったほどの体験でした。

ボッカ駅伝をやり終えた後、仲間たちと我が家で打ち上げ会をやりました。

Scan10420

「みんな若かった!」 

その当時は、沢登りもやりました。源次郎沢・金冷シ沢の水しぶきを浴びながら丹沢の水の豊かさを実感、満喫しました。この時も、最後のガレ場を登り切るのに難渋しました。

Scan10421

ようやく写真の山の中から、丹沢の自然の様子を伝える写真も探し出しました。

Scan10423

Scan10424

Scan10427

Scan10426

自然豊かな丹沢の中にも、ブナの立ち枯れ、下層植生の後退、登山道の浸食やシカ問題など、都市における経済活動や私たちの生活など、回りまわって人為が及ぼしたさまざまな原因で自然が壊されている現実もありました。講演会では、その辺のことも合わせて触れ、今私たちに何ができるのかを、参加者と一緒に考えたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)